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弁護士を生業とする男。 神経質そうな眉間の皺、質の良いグレースーツ、フレームの薄いツーポイントタイプの眼鏡、時折纏っている煙草の甘い香りが特徴。 表情や声色等による感情変化の露出が少なく、冷静沈着を常とする人物であり、冷えた鋼鉄のような隙の無さを周囲に与えることも少なくはない。 合理主義且つ効率主義的。 仕事上では状況に合わせた柔軟な思考・対応を見せる一方、個人としての性格は拘りの強い頑固者であり、私生活の随所に細かなマイルールを設けている。(尚、この性質がたたり過去に交際した4人全員から3ヶ月以内にフラれている。) 私生活での人付き合いには多少難があるものの、非常に優れた頭脳を有しており大学在学中に司法試験に合格した。 大学卒業と同時に大手の法律事務所へと所属。 意欲的な仕事ぶりや手腕により、数年足らずで所属内での案件依頼数Top3となるなど順調なキャリアを歩み、7年前に独立した。 早期に弁護士となった為、同年代の同業者と比較して経験が豊富であり、民事訴訟の他、刑事事件の案件を抱えることも多い珍しいタイプの弁護士でもある。 子供の頃に幼馴染みが殺された経験を持つ。 犬養が中学生になった頃、強制猥褻等致死傷罪で重罰を下されるはずであった犯人に対し想定よりも驚くほど軽い刑が下されるかたちで事件及び裁判は幕を降ろした。どうしても納得が出来ず、事件や裁判の背景を追い回した結果、犯人やその周囲、雇い入れられた弁護士に不透明な動きがあった可能性を示唆する内容を目にする。 悔しかった。子供であるが故に何処にぶつければいいのかもわからぬ怒りに身を焦がした。 悩み抜いた末、もう幼馴染その人を救うことは出来なくとも、これから先の法廷で弱者が報われないことのないように、自身が弁護士となり彼らを守ることが幼馴染へのせめてもの供養になると思った。 なるべく早く弁護士になる為、思い立ったその日から毎日勉強に熱を上げた。 司法試験に合格し、弁護士になってからも自身の使命感への熱量は増し、日々精力的に業務に取り組んだ。関わった裁判の判決結果は常に依頼者の想定以上の成果だった。 そんな折、ある刑事事件における国選弁護人として選出される。弁護対象は強盗に入った家の人間を死傷させたとされる被告人であり、犬養自身思うところはあったものの弁護士としての理念に従い職務を全うした。その結果下された判決はこれまで携わってきた案件同様、想定以上の成果となった。 その一件を皮切りに、刑事事件の私選弁護人としての依頼が多くなっていった。 依頼人の多くは私利私欲の為に悪行を為してしまった人間だったが、中には一口にそうとも言い切れぬような複雑な事情を抱えた人間や、事実として冤罪に問われてしまった人間もいた。 一切の私情を挟まず、弁護士としての役割を全うする為にすべての案件に全力で取り組み、そのほぼ全てが、無罪や想定よりも軽い判決を下される結果となった。 依然として依頼は増え続けたが、それに伴い彼等の弁護人として立つ自身の姿がかつて少年の日に見た幼馴染の仇たちと重なっていくことを犬養もまた自覚している。 自身が今の姿になった根底には確かに正義への思いがあり、人への思いがあり、亡き幼馴染みと何も出来なかったかつての自身への手向けがあった。しかし、その思いに応えるように努めようとすればするほど自身の理想からは遠く離れていった。 そのように自覚する度に、炎のように燃えていた心は打たれた後の鉄のように固く冷めていく。 最早この世で何が正しく、今の自分が一体誰の味方であるのか、犬養には判らない。 それでも彼は今日も彼自身の定めた自身の役割を全うし生きている。 特徴表： [格闘センスの持ち主] 幼い頃から道場で鍛えてきた。素手の戦闘技能(キック、組み付き、頭突き)の基本成功値が50。 [スポーツ万能] 運動系技能において、1つの技能に+20、3つの技能に+10を加える。 不定の狂気： 【幻覚・幻聴】2021年7月→11月 聞こえないはずの音や見えないものを見聞きしてしまう。 過去のトラウマが何度も頭に浮かぶなど。1ヶ月毎に1点のSAN減少が発生・ 【疑似性格変化】2021年7月→8月 今の自分とは逆の人格が形成されたように演じだす。 堅物ならお気楽に、怒りっぽいなら悲哀的に、穏やかなら横暴になるなど。 シナリオ［善悪の彼岸にてCP］より「善悪の悲願」「第十九回椅子取りゲェム」「紅き園の境界線」、「AND/HAND」「魔法少女オレガ★マサカ」クリア。

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