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─【プロフィール】──────────── "12年前の薄明市猟奇殺人事件の生き残り、7年遅れの覚醒者──" 3年前、自動車事故にあった野良猫を蘇生させたことで能力に覚醒したオーヴァード。 幼い頃は母子家庭ながら母親の愛を一身に受け 幸せな日々を過ごしていたが、5歳の頃に母親を殺人事件で失っている。 母親が惨殺された部屋の押入れから保護されたことから 唯一の証人として期待されたが、保護された隣は当時の記憶を欠いており、 事件以来、自分のことを生前母親が語り聞かせていたお伽話の登場人物 『ねこにゃん星のとなり姫』と思い込んでいる。 事件後は祖父母に引き取られたが、祖父に母親の書いたもう1冊の絵本『ねこにゃん星の王子さま』を取り上げられたことで祖父を敵視しており、居心地の悪さから中学にあがった後も日が暮れるまで街中で野良猫を追いかけていた。 14歳のある日、ネコが車に跳ねられる瞬間を見たことで恐慌状態に陥りオーヴァード能力に覚醒したと思われ、ワーディング反応を感知したUGN職員により保護された。 性格も身体能力面でも現場任務向きとは言い　づらいが、薄明市全域に生息する猫の目による情報網と、正確な能力は測定困難だが他人の可能性を引き出す能力の有用性からUGN薄明支部の支部長を任されている。 また、叢雲 清十郎（Ho2）とは母親と二人暮らしの際に近所で交流があり、現在は叢雲のことをねこにゃん星から迎えにきた兄星《ねこにゃん星の王子さま》と思い込み恋慕の情を抱いているがそれはさながら呪いのようで……。 母の愛は【呪い】になった。 彼女は自分に母親がいた事も忘れ、自分をこの地球でたった2人の異邦人と思い込んでいる。 母親が遺した絵本の片割れ、【ねこにゃん星のとなり姫】の内容を信じ、 毎夜、夜空を見上げては満月の裏にあるという架空の故郷を探している。 "根拠のない言葉では受け入れられない。" 彼女が空を見上げ続ける限り、本当の恋を知ることは無いだろう。 ─【時系列まとめ】──────────── ■祖父により母（雨宮歌月）が勘当される PCが生まれる1年前（作中より18年前） ■母（雨宮歌月）と隣が叢雲清十郎（Ho2）と近所で知り合い交流が産まれる。 PCが3～4歳頃（作中より14,15年前） ■母、死亡。隣が祖父母宅に引き取られる PCが5歳の頃（作中より12年前） ■隣が野良猫（みけねこた）を蘇生、オーヴァードに覚醒しUGNに保護され薄明支部で の生活を開始。叢雲清十郎と再開？ PCが14歳の頃（作中より3年前） ■第1話、部隊壊滅。 PC17歳現在 ─【家族構成】────────────── 祖父：雨宮 有路 81歳 祖母：雨宮 小夜 75歳 母親：雨宮 夏月 享年28歳（12年前） 本人：雨宮 隣  17歳 祖父は厳格な性格だった。 ある日、娘が家族に隠れてトイレで吐いているところを見て妊娠していることを察する。 相手が誰かも言わない娘を怒って勘当してしまう。 勘当された母は祖母が祖父に隠れて（気付かれていたが）送っていた仕送りを元に健気にも親子ふたりで明るく暮らしていた。 遊園地に行く余裕はなくても公園で誰よりも遅くまで遊んでくれた、騒ぎ疲れるまでいくらでもお話をしてくれた、お洋服に穴が空いたら野郎キティのアップリケをつけてくれた！ ベランダで母親に抱っこされて夜空を見上げることと、隣の母親が毎晩寝るまで聞かせていた【ねこにゃん星のとなり姫】と、その続編【ねこにゃん星の王子さま】という絵本の登場人物の話を聞くのが何より楽しみだった。 そんな、それぞれの努力と優しさが紡いだささやかな日々は12年前に唐突に終わりを告げた…… ─【主な能力】────────────── ◆能力 ①幸運 極々小規模の奇跡が起こせる。対人・対生物限定の《仕組まれた幸運》に近い。運命力を含む対象の可能性を引き出す能力。（ダイスバフ全般etc） ◆能力（EGエフェクト篇） ①猫の情報網（地獄耳） 市内で起きたあんなことこんなことを猫が報告に来る。 ②数秒だけ人の前から姿を消せる（不可視の領域） ねこだましをすると10秒前後だけ姿が消える、認識されなくなるという演出がやりたーい！ 本来は完全に相手から消える能力だが、能力のコントロールが不得手な為、自身のみ短時間認識されなくなる。 消えてる間に走って逃げたり机の下に隠れたり、単純にびっくりさせたりできる。 ─【周辺人物】────────────── ◆雨宮 有路（あまみや ゆうじ）81歳 続柄:祖父 職業:元県警 性格:寡黙･頑固･真面目 大切なもの:嫁、娘、孫娘、薄明市 苦手なもの:話すこと全般 6歳の時、終戦を経験。 薄明市で長年治安維持に努めた堅物。 空が好きで子供の頃は飛行機のパイロットが夢だったが、小学生時代、終戦を迎えアメリカの占領政策により航空機の製造･研究が禁止されたことで1度目の挫折を味わう。 更に治安が悪化し日本が国際社会から様々な規制を受け、自分のように夢を諦める人が出ないようにと警察官の職務に就く。その後、取締の鬼としてと上り詰める。 彼の笑った顔を見たことがあるものはごく親しい間柄の者だけだろう。 大変な愛妻家で妻の小夜(さよ)が倒れた時は、夜なべして看病していた。 妊娠した隣の母親『夏月(かつき)』を勘当した当人。 自分が夏月を勘当しなければ死ぬことも無かっただろうと事件以来12年間、常に自分を責め後悔と懺悔の中で生きてきた。 地元ヤクザについて詳しく、隣の父親はヤクザの資金ルートについて情報収集目的で隣の母親に近づいた。 事件後、隣から【ねこにゃん星の王子さま】を取り上げたことで 敵扱いされている。取り上げた理由を頑なに話さない。 ◆雨宮 小夜 （あまみや さよ）75歳 続柄:祖母 職業:主婦 性格:温和、肝が座っている 大切なもの:家族、好きな詩人の詩集 苦手なもの:数学全般 隣の祖母で温和で愛嬌のある人物。炊事洗濯が好みで和服の似合う上品な女性。岡山の老舗味噌屋の9人兄弟の末っ子。敵も味方にしてしまえの精神で人を手玉に取るのが上手い。不器用で暴走しがちな夫の手綱をしっかり握りコントロールする、戦国大名の妻のような妻。 2度の流産を経験しており、無事に生まれた歌月を大切にしている。 ◆雨宮 夏月（あまみや かつき）享年28歳 続柄:母 職業:スーパーのパート兼絵本作家 尊敬する人:両親 趣味:スケッチ、天体観測、ピクニック 癖:抱きしめ癖がある。大切なものは胸の前で抱き抱えて持ち運ぶ。 親友:小学校からの幼馴染みAちゃん（女性･同学年）が居る そうとも言えるし、ああでもある。 勝ち負けや見栄に関心がない、極度のマイペース。 強引な取締と治安維持の為の数々の強硬策で、身内からも冷徹と恐れられる頑固で無口な県警本部に務める父親と、 3歩後ろを歩きつつも、理解し無理をさせないように支える母親との間で沢山の愛情を注がれ育った。 世間の価値観の影響を受けないマイペース人間。 強引な取締と治安維持の為の数々の強硬策で、身内からも冷徹と恐れられる頑固で無口な県警本部に務める父親と、 3歩後ろを歩きつつも、理解し無理をさせないように支える母親との間で沢山の愛情を注がれ育った。 祖母が苦労の末に処世術として、他人の考え方を肯定する話術を身に付けたことに対して、夏月は『みんな違ってみんないい』を愚直に信じている。 金銭的、精神的な危機を経験したことがなく勝ち負けや順位に価値を感じないので基本的に損することが多い。 一方、自分が興味を持ったものには周囲の理解を得られなくても躊躇わず手を伸ばす変人である。 抜けているところが多く隙のある性格だが、他人の悪口を言わないので信頼はされている。 天体観測所で、Aちゃんが遅刻した時に偶然を装って声を掛けた隣の父親と恋仲になる。 付き合っている最中に隣の父親の幸せの定義の中に自分が含まれていないことに気付き寂しく思うが、出会ったこと自体は幸せなので後悔はしていない。 子供と一緒ならそれだけで幸せだろう、という謎の確信から納得の上で妊娠している。 これまで然したる苦労をした事がなく、出産が人生初の修羅場だったが、乗り越えた分、娘が可愛くて仕方がなかった。 日が暮れるまでブランコで遊んだり、毎日星を眺めたり、ねこにゃん星のお話をしたり多くの時間と愛情を注いだ。 娘の名付けの理由は『好きな人の隣にいつまでもいれます様に』という想いから。 Aちゃん曰く、幸せになる天才。 実家を勘当されてからは学生向けのボロアパートに住んでおり、 若かりし頃の叢雲清十郎とひょんなことから知り合い、以後、娘の遊び相手をお願いしたり、お礼に夕飯に招いたりなどの交流があった。 夏月側からは清十郎に対し一切警戒しておらず、 娘にも「お兄ちゃんが出来たみたいだね」などと宣っていたあたり罪深い。 清十郎だけは事件以前の隣は犬派で、猫推しなのは母親だったことを知っていてよい。 ◆Aちゃん　性別：女性 関係:夏月の幼馴染　年齢：39歳 性格:見栄張り、自己中、勝負師、向上心 大切なもの:隣の母親、自分のキャリア 夏月の小学生の頃からの幼馴染み。 流行りの文具やアクセをいち早く手に入れ学校でひけらかすような子。 承認欲求が強く出しゃばる反面、煙たがられていることも理解しており、人の悪口を言わない隣の母親を気に入っている。 高校の頃になると、悪い虫がつかないように四六時中くっついていた。 隣の母親の妊娠に激怒するも、大学卒業後は親のコネで出版社に入社し、夏月の描いた絵を編集して無理やり出版枠を確保したり、出産直後の面倒を見に来たり世話を焼いていた。 事件後は隣を庇おうとした祖父により会わせて貰えず隣は長らくAの存在を知らなかった。 夏月が生前よく隣を連れてきていた公園でたまにあっては近況を根掘り葉掘り聞いてくる。隣からは変なおばさんとして認識されている。 現在も出版社でキャリアを構築中、未婚。 ◆みけねこた　性別：雌 年齢：3年前から成長が止まっている。 性格：？ 三毛でもなければ雄でもない。 3年前に車に跳ねられたところを隣の能力で蘇生した。 蘇生の影響か、三毛模様が一転、全身の毛が青色に染まり、 加齢も停止しているなどオーヴァードとしての兆候が見える。 多少知恵もあるのかよく商店街で芸などして餌を恵んでもらっている。

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