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常木　一徹（つねぎ　いってつ）　94歳　男性 父から抜刀術を習いながら少年期の一徹は両親とごく普通に暮らしいていた。 しかし、第二次世界大戦が勃発すると同時にその日常は失われ、沖縄戦の際に戦禍に巻き込まれ片足と失うこととなる。 足が無くなり、傷口から蛆が湧くほどに負傷した一徹はもはや助からぬと覚悟し、渡されていた手榴弾にて自決を図るが何故か不発に終わる。 ならばと考えた一徹は父から譲り受けていた刀を手にし、米軍基地に刀を杖のようにして付きながら歩くより遅く走り出したが、道半にて気絶してしまう。 気が付けば米軍基地にて捕虜となっていたが、片足を失っているからと油断していたのか拘束されておらず、近くにいた注射針で刺した後脱走し、自らの刀を見つけ出しすれ違う人間をひたすら切り続け、切った人間が数十人に及ぼうとしたときに基地を脱走した。なぜか体は足を除き全快していた。 その後戦争が終わり本土で過ごすこととなるが、親戚も金も働き口も片足も無く頼るべき人間もいない、あるのはただ一本の刀のみ一徹は裏社会へと身を投じていくこととなる。 最初肉壁程度になればいいと思われていた一徹であったが、抗争の際に刀一本で敵陣に突撃していき、生き残る姿にその地位を着実に上げていった。 60年以上裏社会で君臨し続けていたが、ある日隠居をすることを宣言し、現在は穏やかと思われる余生を送っている。 妻は10年前に先立たれ、最近曾孫も生まれた。 背中に刀を持った鬼の刺青が入っている。 これまでの人生で連れ添った刀の銘は『徹心』 現在は杖を持って生活しているが、それは仕込み刀である。 酒好き

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