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<PC設定：簡易> 名前：雨情　杭 性別：女 年齢：16 ブリード：トライブリード シンドローム：ソラリス/オルクス/ブラム=ストーカー ワークス/カヴァー： ボディガード/ジャーナリスト助手 所属：五浦勇助のところ コードネーム：”友愛の盾（フラタニティ）” 誕生日：8/24 身長/体重：158.8/53 好きなもの： 嫌いなもの： 苦手なもの： 一人称：私 二人称：あなた 口調： <PC設定：簡易> 「こんにちは。雨情杭と言います。よろしくお願いします」 「あの時この力があったなら、”あの人”を助けられていたのかな。壊すしかできない、こんな力でも……」 　フリーランスのオーヴァードの少女。 　目が痛くなるような眩い銀色の髪、炎のような熱すら感じる紅い眼、死体のような白い肌を持った、吸血鬼の”成り損ない”。露出の少ない服装の為見づらいが、全身に大小様々な傷が何十ヶ所とあり、右肩には大きな火傷跡が残っている。 　数か月前まではFHにてイリーガルとして活動していたが、現在はFHを脱走し非オーヴァードのジャーナリスト、五浦勇助の元に身を寄せ一般人のような生活を送っている。 　生まれた時から、FHを脱走するまでの記憶が所々抜け落ちていたり、薄ぼんやりとしてあやふやな部分が多い。現在くっきりと持っている記憶は「雨情杭」という名前、自分がオーヴァードでFHに所属していたこと、自分の力が誰かを傷つける為に作り出されたこと、自分にとって欠けてはいけない”大切な人”がいたこと。 　物静かで感情表現が苦手。加えて、他人に対して壁を作りがちな為、ぶっきらぼうになってしまったり、誤解を与えてしまうことがしばしばある。 　嫌な気分になったり、辛いことがあるとお腹や肩などに残っている傷がズキズキ痛くなる。 　元々の気質、薄ぼんやりとした記憶から、争いばかりのオーヴァードの世界に忌避感を抱いている。その為、FHだけではなくUGNにも関わらないよう、静かに生活することを心掛けている。 　本心では、身近な人々を大切に思っており、その人たちの為に自分を抑えたり、損な役回りを押し付けられようと受け入れられる。言ってしまえば、気持ちを表すのに慣れていないから誤解を招きがちなのだ。気心の知れた相手には本心を表に出せるようになり、悩み相談を請け負ったりする。そんなことをしているうちに、バイト先の料理教室、そこからの伝手で相談者がやってくることが増え、その相談にレネゲイドが関わっているものもたまにあるせいで、結局のところ静かな生活はイマイチ行えていない。 　趣味はパズルと料理。料理の方向性としては家庭的なものが多い。最近では勇助に勧められたアニメや漫画……を見るのに媒体として使っていた動画サイトの仕様で飛ばされたゲーム動画を見たことが切っ掛けで、大会の動画や実況動画にハマっている。最近推している選手・実況者はSEEK、PRoot（プルート）、Re:vol-（リボルバー）。 <PC設定：詳細> 　雨情杭は偽名であり、本名は五浦優愛。 　幼少期に両親と死別し親戚に引き取られることになるが、そこで半ばネグレクトのような対応を受けていた。また、両親がいないことから、学校でもいじめ紛いの扱いを受けており、他人への想いを人並みに持ちながらも、他人に対して心を閉ざすようになった。 　自分を守ってくれた優しい兄に対しては、深い慈愛の想いを抱いていた。それは、他者と関わりたい、という募り続けた想いも相まって、依存気味の感情となっていたが。自分を守る為に忙しそうに動き続け、日々擦り切れ疲弊し続ける彼の姿を見て、彼女はその想いさえも抑えるようになっていく。そんな風に生きていくうち、心の切なさと兄への慈愛が雑じり合い、消失願望を抱くようになっていった。 　中学生の頃、兄が恨みを買った犯罪組織に拉致され、兄の目の前でレイプされた上、最終的に右眼を抉られた。その時、彼女は兄が今まで自分を守る為に何をしてきたか、どれだけ苦しんできたのか、それを明確に知ることになる。 　故に。嬲られ続けた時間も、目を刳り貫かれるその瞬間も、助けを求めるような悲鳴を上げなかったし、涙も流さなかった。これ以上、兄を苦しめたくなかったから。 　そんな態度を取っていたせいで反感を買い、暫く組織で玩具のように弄ばれることとなる。現在、彼女の全身に刻まれている傷はここで付けられたもので、右肩の火傷は腐食性の強い薬物を掛けられたことでできたものである。 　廃人となる一歩まで弄ばれ続けた後、FHセルリーダー”シスターコンプレックス”の元に売り飛ばされる。そこで、五浦勇助の記憶を”シスターコンプレックス”との記憶のように改竄され、暫しの間は彼の妹として”平穏な生活”を送ることとなる。 　だが、記憶との齟齬が少しの違和感を生み、ある時その違和感が確信に変わることとなる。その時、彼女は生まれて初めて自分の感情を、自分の意志として”明確に”表に出した。 　結果、”シスターコンペレックス”によって記憶を滅茶苦茶に弄られ、FHに所属するエージェント、または何処かのセルに引き渡される。そこでオーヴァードとして覚醒させられた。また、そこでFHに順応するように洗脳を施される。この時に付けられていたコードネームは黒鼠（ヴァーミン）。 　以降はFHで破壊活動を行っていたが、何かの弾みで洗脳に解れができ、結果としてFHを脱走することとなる。 　勇助に拾われたのはそんな時だった。 ●戦闘能力など 　体内で生成された腐食性薬物を血液に混ぜ杭として相手に撃ち込み、対象の防御能力の欠損と味方の攻撃の威力上昇に貢献するという戦闘スタイルを取る。薬物の腐食性は彼女自身の肉体をも溶かす程に強力なものとなっており、相手の装甲を簡単にそぎ落とせる。 　彼女の全身に刻まれた傷から薬物を含んだ血液が溢れだし戦闘時に血まみれの状態で戦う姿が、まるで黒いドレスを纏っているように見えることから上述の黒鼠（ヴァーミン）というコードネームに繋がる。服が溶けている訳なので、つまりそういうことだ。 　基本的に彼女の能力の根幹にあるのはソラリスの能力だが、レネゲイドが限界まで引き出されると伝承の吸血鬼に似た能力を使用することができるようになり、肉体を小動物の大群へと変化させたり、膨大な生命力を他者に譲渡したりと使える能力の幅が増える。 　施された洗脳と肉体の調整の影響から、他者を傷つけたり害する能力に長けている。これは、元々抱えていた消失願望を自らでなく他者に向けさせることで、”目の前にいる存在を消す”ように仕向けさせている為である。その為、戦闘中など急場での行動選択で”守る”選択肢よりも”攻める”選択肢を無意識的に優先する。ゲーム動画にはまったのも、競技スポーツならではの荒々しさ、熱気に感じるところがあったから。 　彼女自身この性質を理解してはいるものの、他人を傷つけることを心底嫌っている為、どれだけ下手だろうとも他人を守る立ち回り方を心掛けている。ただ、そのあり方に満足していない気持ちがあることも感づいており、常日頃から自分自身の存在に思い悩んでいる。 <PC設定：蛇足> 　ドールズフロントラインの”Thunder”が元ネタ。

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