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超辺境の村出身の男の子。現在は孤児などを引き取る裏社会のとある組織で過ごしている。大変見目が麗しいため当時は情報部への所属を予定されていたが、地頭が良いにもかかわらず教育を受けることを許されなかったためコンピューターなどを扱うことができず、さらには村での経験により他人と関わることが極端に苦手であったため変更された。現在は自身を拾ってくれたカエデの手伝いをしながら、対象の居場所を特定地域から観測する役割を担っている。 村長=教祖の村でツツジは生まれた。宗教観念に染まりきった村では誰もおかしいなど思わず、見目の良さ故に御子にされた。彼は村のために死ぬ人、いわば人柱を指差しで決めさせられていた。実際、全て彼が決めたわけではない。村長の入れ知恵やささやきで彼は自然と誘導されていた。実際は、教祖の傀儡になって指差しをしていたのだ。はじめは何のために指をさしているのかさえ分かっていなかった彼も、流石に回数を重ねれば理解をしてしまう。自分が殺す人間を選んでいたのだ、と理解をしてしまってからは早かった。拒絶することも許されないまま行為を続けた彼は感情のふり幅が著しく低く狭くなってしまった。カエデに助けられてからもそれが変わることはなく、結果的には差し支えない役割につくこととなった。 基本的に無感動で受動的。殺されることとなっても切り捨てられることとなっても今の状態のツツジはそのまま受け入れてしまうだろう。好物らしい好物もなく趣味らしい趣味もない。カエデをはじめとした周囲の人間の言葉を聞き、従うのみである。

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