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ゆかりき かずき。 警視庁刑事部捜査一課巡査部長。 幼少期は身体が弱く、イジメられっ子だった。また、一姫の影響で妹も虐められていた。 ある日いつもの通りに虐められて帰る途中、一人の老人と出会う。 彼は一姫に「強くなりたいか？」と訊ね、一姫はそれに答えた。 その日から鬼のような特訓が始まった。 一姫の師匠は「曲絃師（ジグザグ）」と呼ばれる技の使い手で有名だった。 ジグザグの歩法で相手に素早く詰め寄り、戦う戦法は彼のみが使える技だった。 一姫は彼の弟子となり、以降彼は「ジグザグの弟子」と噂されるようになる。 かくも一姫は強く成長していく。 成長していくにつれ、揉め事に巻き込まれるのは面倒になっていく。 面倒ではあるが、目の前で起きているイジメには首を突っ込む。 過去の自分と虐められている人が重なってしまうからだ。 そのせいで補導されることもたびたびあった。 彼が出てくると、絶対に武力をもって鎮圧されることから、 彼は周りから「危険信号（シグナルイエロー）」と呼ばれるようになる。 いつも通り補導されているときに松伏巡査部長と出会う。 その時に「お前の正義を貫けるようになれ」と言われ、警察官になることを決意。 一見やる気が無く、だるそうに見えるが、ここぞというときや自分の信念を貫くときは本気を出す。 よくある異世界転生もの小説の担任の先生みたいな性格。 性格はちゃらんぽらんだが面倒見はよく、地域住民からの人気は高い。 一姫が刑事になってしばらくして偏屈爺さん(一姫は師匠と呼ぶ)が謎の変死体として発見される。 未だに犯人は見つからず、その犯人を見つけるため、異常犯罪対策チーム、通称「マルＡ」に志願する。 『そんな風に賢いよりはこんな風に馬鹿でいいわ』 『馬鹿とハサミは高いところが好きっていうからな』 【感染自罪のモンタージュ　ENDA　通過】

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