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「そこの車! 止まりなさい! であります!」 「ルールを守って安全運転。安全確認を怠ってはいけないでありますよ」 「FBIであります! ただちに手を上げて全員大人しくしなさいであります!」 「レネゲイドに関連する事件を追えば、色々と仲間の情報を得られるかもしれませんので、ここにいる次第であります」 「論理的な思考はいつでも最強の武器となるであります。状況を素早く分析し、瞬時に最適な行動を導き出す。それこそが戦いに置いて必要不可欠であるはずです」 「好きな物......で、ありますか。そうですなぁ......ドーナツ、でありましょうか」 FBIのレネゲイド事件対策チーム「Renegade Measures(略称:RM)」に所属するレネゲイドビーイング。普段はアンドロイド風の機械化した人間の風貌をしているが、ヒューマンズネイバーを解くとパトカーに変形する。ただしこのパトカーはNY市内で見られる一般的な車両ではなく、何故か日本のフェアレディZ型のパトカーである(ただし車体の文字はNY市警のものと同じ)。FBIとしての活動がない時は、『人工知能を搭載した超最新型のパトカー』としてNY市警で働いている。わりと気に入っているようだ。 性格は物静かで、生真面目で仕事熱心。しかし合理的かつ効率的に物事をすすめることを心情としているためか、無駄な行動や非合理的なものには頭をなやませるようだ。彼の思考は常に論理的であり、感情に左右されないことが大切だと思っている。体内に超高性能のバトルコンピュータが搭載されており、周囲の状況を瞬時に分析し、すぐに最適な行動を導き出すことができる。たとえ100人の敵による一斉掃射を受けようと、彼はその全ての弾の起動を読み、瞬時に撃ち落とすだろう。 半年ほど前、NY市内である噂が囁かれていた。『Ghost Police Car』......市内を徘徊する無人のパトカーが存在するという都市伝説だ。そのパトカーは違反者を見つけると執拗に追いかけ、さらに人間の言葉を話すと言われていた。......それこそが彼、プロウラーである。 彼はパトカーを起源とするレネゲイドビーイングであり、パトカーとしての役割を果たすために市内を巡回警備していたのだろうとUGNやNY市内のオーヴァード関連の組織は認識している。しかし、彼が言うには、自分は太陽系から遠く離れたある星から来た機械生命体であり、今は同じ星から来た仲間を探しているというのだ。彼の仲間は彼と同じように、乗り物などに変形する能力を持っているようだが、彼の話を信じている者はあまりいない。また、彼のアンドロイドのような姿も地球人をスキャンしてそのように変形しただけであり、本来はもっとロボットめいた姿をしているようだ。 さて、では何故彼がパトカーとして違反者を追っていたのかといえば、彼自身が母星で警察官のような職務についていたからであるらしい。地球におりたった際、インターネットを通じて地球のことを学習し、目立たないようにパトカーの姿でいたが、生来の真面目さが起因してか違反者を黙って見ていられなかったようだ。そしてその巡回警備(彼としては仲間を探し回っていたようだが)の最中、たまたま猛スピードで逃げるFHの車を発見し、いつものごとくそれを追いかけた。その際にニューヨーク支部のUGNとも接触し、協力してFHを追い詰めた。その際にFHが運んでいたのは、"遺産"のひとつ、必中の弓であった。それを見た彼は地球人に似た姿に変形すると、地球の武器を物珍しいと思い、分析するためにそれに触れた。その瞬間、その弓は待っていましたとばかりに弦をびゅんと鳴らした。その後UGNニューヨーク支部に連行された彼は、遺産に適合したことが認められた。しかし、彼は弓というのは使いづらいといって、なんと必中の弓を少し大型のライフルへ改造してしまった(どうやったのかは不明。宇宙的超技術)。それでも遺産としての機能はきちんと残っているようである。 さて、UGNニューヨーク支部は彼の処遇をどうするか検討したが、彼の性質上UGNよりも警察の方が上手く馴染めるのではないかと考え、彼を交えてFBIやニューヨーク市警のレネゲイド犯罪対策本部などと話し合いをし、「Renegade Measures」への所属が決まった。彼自身もそれを納得し、仲間探しのための手がかりが見つかればと承諾した。 ちなみにドーナツが好きなのは、RMでの歓迎会のようなものの時に貰ったドーナツが美味しかったから。味覚は普通にあるようだ。 Arnest Garderという名前は、RMに所属になる際にRMのリーダーから与えられた名前であり、レネゲイドビーイングとしての名前はProwler。

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