タグ： あかた

事故に遭い記憶を一部失っている。　edu低い その時の後遺症で肺の機能が弱まっている　con低い 本人は無自覚なようだが、自分の記憶を取り戻す手がかりを探すために怪しい事件には積極的に関わろうとする。 ーーーー 私はどうやら記憶を失っているらしい。それは大学生2年生の大部分の記憶と記憶を失う原因となった２年の春休みの事故そのものの記憶。友人や家族に聞いてもこっちが聞きたいくらいだと言われており、今となっては「事故」があったのかどうかすら自分でも自信がない。 事故のことで私が覚えているのは血だらけで病院に運ばれている時だけ。その記憶ですら朧げではあるが、安心感と達成感と哀しみの感情が入り混じっていて詳しく思い出そうとすると過呼吸になってしまう。 唯一の親友もその日以来精神に疾患を患ってしまい、そこにいない誰かとの会話に勤しんでいる。普段はたまにしかしないその奇妙な行動も、私が見舞いに来た日は必ずするらしいのだから気味が悪い。しかもあいつは私がくると嬉しそうな顔をするくせに帰る頃には恨めしそうな顔をする。せっかく来てやってるというのに何て失礼な奴だろう。 私が親友と知り合った時期が大学２年であったため奴との思い出なんてほとんど無い。覚えていることと言ったら欲しいものを巡って喧嘩をしている時くらいのものだ。まあ、あんな奴との記憶なんてあったところで何の得もしないが。 昔からの友人は事故からお前は変わったと言ってくるが、そりゃあ丸々１年の記憶が無くなったわけだし、それのせいで単位の取得すら危うくなっているんだから当たり前だ。１年そこらの付き合いのあんな奴らの記憶なんて無くても変わるわけがないだろう。 ーーーー

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ