タグ： Adonis専用うちの子達

ある訓練中に片目を負傷した軍人 明るく前向きで何事にも挑もうとする精神と 屈強だが、綺麗でバランスの良い肉体の持ち主だ。 ブロンズ色の少しボサついた髪と日焼けした肌 顔の半分近い面積は火傷で少々爛れている。 なんだか大型犬っぽい 産まれた頃に生活に苦しい理由で親に捨てられ 孤児院の前で拾われた、これと言った名前が無く 「ロイ」と名ずけられたのを今でも使用している スラム街出身、食えれば何でも食う。 11歳まで施設で育ってきたが結局里親は見つから無かった 12歳になった頃に幼年連隊に所属、訓練の日々が続く。 無垢で無知、軍にいた頃はただ戦う事だけを教えられ 休みもましてや家も帰れない環境の中にいるせいで 外の流行りや世界など殆ど知らない。 もちろん、上司への敬意は体に叩き込まれている しかしそれ以外がてんでダメだった 男だけの軍事施設にいた事もあり、女性と接する事が苦手 (女性と話す場合は極度の緊張症を発揮します) 育った孤児院は、彼が20歳になった頃にテロに巻き込まれ 帰る場所も大切な人も亡くなった。 結局は、軍人として国の為に生きて死ぬしかないのだろう 自分が本当に守りたかった者はもう、居ないのだから…。 ―――――――――――――――――――――――――― 物心ついた頃には、そこには年老いた女の人がいた 目元に多くシワを作りながら彼女は俺の頭を撫でてくれる 周りには髪の色から肌の色まで違う子供が沢山居て… それを見た時に、子供ながらにして分かってしまった ああ、俺はここの本当の子供じゃ無いんだ…ってね。 親を知りたい気持ちもあったけど 別に今が幸せなら、それでもいいやって思った 食べ盛りの俺にとっては、お腹はちょっと空くけど 皆で食べる1つのパンは美味しいし、少し苦い水も好き 一生懸命に、汚れた洗濯物をゴシゴシと板で洗って 小さな子達と隠れんぼや鬼ごっこをしてあそんだ！ でも、他の子と遊ぶ度におばさんに怒られたなぁ… 1番嫌いなのは怒られた時のお仕置だ お部屋に夜までずーっと閉じ込められる 退屈でつまんない、話すらさせて貰えないんだ。 日が経つに連れて仲の良い友達は 次々に里親って呼ばれる人に連れて行かれてしまう。 ある子は何処か出掛けてから帰って来ない子もいた…。 正直寂しかった、でもきっと大丈夫。 俺には親なんていらない、ずっとここでおばさんと暮らす その為には少しでもお金が必要だった 楽にしてあげたい、美味しいご飯を食べさせてあげたい。 身寄りもない俺をここまで育ててくれたから ほんの少しで良いから恩返しがしたかった。 そう思い、日々を過ごしたある日、それは突然訪れた 1人の軍人の男が俺を引取りに来た。 少し怖かったけど、みんなの為だと、俺は家を離れた それから苦しい日々も耐えた、サバイバルをこなす日常 それでも頑張れたんだ…、だって働いた分お金も入る。 嫌がらせもあったけど、乗り越えてきた。 家に帰る暇は無かったけど、いつか帰れる日を願い 胸に希望を宿しながら、軍人として生活を送った。 そう、あの時は思っていた…。 上官からあるニュースを聞かされた、あの時までは…。 ―――――――――――――――――――――――――― 孤児院テロ事件当日まで、施設には彼が働いた多大の金が ずっと振り込まれ続けていたらしい。 中に居た遺体の身元は、どれも幼い子供ばかりだった 今でもその詳細は謎に包まれたまま真相は闇の中である… その事件を遠目で眺め、微笑む ”一人の女” を覗いて…。 【クリアシナリオ】 ・嗤う人間師

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