タグ： 空樹くろむ

「人界の進歩もここまで来るたぁ、うむ。善き哉善き哉」 「時代が変わろうと世界が変わろうと、俺が為すことは変わらねえ。さァ、そこ退けそこ退け黒鳥様が通らァ」 ▼人物 自らの生家の土地を守護する傍ら、イリーガルとしてUGNへ力を貸す美丈夫。 いつも人当たりのよい表情を浮かべており、パーソナルスペースが狭め。人の背中をバシバシ叩くタイプ。 よく食べ、よく笑う。声がデカめ。 まだ青年と呼んで差し支えない年齢ではあるが、後述の記憶の継承故に実年齢以上の貫禄があったり、逆に最近の事象に少々疎いところがある。 オーバーなリアクションを取りがちだがよく見ると感情がフラットであり、一見の印象に反して達観した価値観と聡明さを併せ持つ。 ▼経歴 出身はオーヴァードとはまた異なる特異な能力を持った人間を輩出する家系の１つであり、彼の鴉羽家において生まれる双子は歴代の双子の記憶を持って生まれるという特徴をもつ。旧き時代には魔なる異形のものどもから都などを守護する任を請け負っており、受け継がれてきた記憶と経験から高い戦闘能力を持つ。 連綿と続く由緒正しい血筋であるが、近代になりその血が薄れ能力を持って生まれる者が少なくなってきた。 さらにはここ十数年でオーヴァードという能力者が世に増えてきたこともあり、相対的に彼らの家系は衰退の傾向にある。 80年ぶりに鴉羽家の双子として生を受けた彼もまた時代の流れには逆らえなかったのか、記憶こそ継承されたものの鴉羽家の能力は失われていた。 しかしながら"鴉羽"としての能力こそ持たなかったもののオーヴァードとしての力を生まれつき保持しており、「継承されたモンでもなくとも、力があるんなら俺のやることは変わら無ぇな」と家族らの失望を一蹴。オーヴァードに適応し、その力を磨いてきた。 出稼ぎという面もあるが、純粋に人界を守護するという彼の使命の遂行に都合がよいこともありUGNには快く力を貸している。 ▼能力 キュマイラの膂力とハヌマーンの俊敏さを以て「鬼斬りの古太刀」を奮うシンプルな戦闘スタイル。 太刀はかつての"自分"達が奮っていたものであり、実際に鬼などの魔を斬ったとか。 故にか人を害するものを退ける力を秘めており、時代を超えて奮ってきたために彼も信頼を置いて用いている。

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