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【職業技能】言いくるめ、鍵開け、拳銃、忍び歩き、値切り、変装、目星、その他1技能 元・代行業の女性。 現在はアルバイト・パートなどで食いつないでいる。 各地を転々としており、住所不定。 朝比奈 冬真（あさひな とうま）23歳男性　を連れている。 誘拐犯である。 ★未成年の誘拐は5年で時効らしいので既に時効ですやった―――！ -------------------------------- ～通過シナリオ～ ・傀逅 ・最後の蕃神 -------------------------------- 一人称：私 二人称：君、あなた 《偽造の身分証明書の名義》 守夜 夏目……向陽 小春（ひなた こはる） 朝比奈 冬真……向陽 暁（ひなた あきら） 《誕生日》 夏目：8月5日（獅子座） 冬真：2月22日（魚座） -------------↓経歴↓---------------- つまらない人生だった。 それなりに勉強も運動もできて、それなりにバカだった。 二流大学の人文学部を平凡な成績で卒業。 母子家庭で、あちらはあちらで新しい家庭を欲しがっていたから、高校卒業と同時に家は出ていた。 卒業後は特にやりたいこともなかったけれど、 器用さと、度胸だけを取り柄に、代行業の会社に入った。 掃除代行、家事代行、不動産管理代行、家族代行、代理出席、身辺警護　etc. 有り体に言ってなんでも屋だ。 一流の仕事にはその筋のプロが呼ばれる。 求められたのは、”全てをそれなりにこなせる”二流のスキル。 私はそれが上手だった。 法を掻い潜るような仕事もあり、やり甲斐とは無縁のかわりに稼ぎだけは良かった。 ある時、とあるゴミ屋敷の掃除代行に呼ばれた。 空き缶や、いつの物かも分からない腐臭漂うコンビニの袋、虫食い跡がある服の山の中、 それらを辛うじてどけたリビングの一角で、家主の女とその恋人が酒を飲み、テレビを観ていた。 ひとまず端からと、玄関付近のゴミを片付けていると、ゴミの山から何かが生えていた。 よく見てみればそれは人の腕で、引っ張り上げてみると、痩せこけて埃を被った男の子が現れる。 長い黒髪が特徴的で、非常に端正な顔立ちをしていて……細い首には、縄か何かで締められた跡が、何本もついていた。 ぎょっとして反射的に手を離せば、どさりと床に転げる。 起き上がってくる様子はなく、声も出さない。 聞こえるような聞こえないような小さな吐息が「ひゅう」と漏れただけだった。 床に散らばった黒髪に、よく見ると美しい朱色が混じっている事に気がつく。 なんだかとても、痛ましくて、やるせなくて、 あまりにも、みにくくて。 気づくと、その子供を後部座席に放り込んで、社用車を走らせていた。 自宅に戻って我に返るも、もう遅い。 子供をシャワーに入れて、持てるだけの荷物を持ち、自家用車に乗り込み、 携帯の電源を切り、銀行に寄って貯金を下ろして、可能な限り遠くまで逃げた。 3つ隣の県のビジネスホテルで腰を落ち着け、歳を訊けば17だと答えられた。 矮小な体は、10といくつと言われても違和感がないほどだというのに。 同情ではない。ネグレクトを助ける気もなかった。 ただ、ボロ雑巾のようなその子供を手放す気にもならなかった。 それから一年は、貯金を切り崩しながら各地のホテルを転々とし、 ほとぼりが冷めたであろう頃を見計って、伝手を使って内密に身分証明書を偽造し、 アパートを借り、パートなどの仕事を始めた。 冬真のことは弟ということにした。 栄養を得た冬真の体はすくすくと育ち、三年もする頃には、普通の成人男性程度の体格になった。 家事も覚え、私が仕事でいない間は家の管理をしてくれている。 悪いと思うが外に出すわけにはいかず、本は買い与えたものの、学校には行かせていない。 もっとも、本人から外に出たいと言われたこともないが。 半年に一度の頻度で引っ越しているためか、幸いにも警察から目をつけられてはいない。 23になったあの子は、きっと世間からすれば非常に美しい容姿なのだろう。 朱色がかった艶のある黒髪に、陶器のような肌、黒曜石のような瞳と長い睫毛。 美しい？違う。みにくいのだ。 目にする度に視界が揺れて、真っ直ぐにみられない。 名前を口にする度、吐きそうに体が震える。 痛ましく狂おしいほどに、私の世界の全て。 それが朝比奈冬真。私が誘拐した、私だけの宝物だ。 -------------↓最後の蕃神ネタバレ↓---------------- ・最後の蕃神 クトゥルフ神話技能40→50% 【不定の狂気】 2021/6/24～2021/12/24 片足の機能障害。松葉杖かな…事務仕事はできます！！！！！

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