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【経歴表】 ・裕福な家に生まれた ・規律に厳しい環境で育った ・一所に5日以上滞在したことがない 【特徴表】 手先が器用。 元開業医の息子。 医療ミスの隠蔽が明るみになり父は医師免許剥奪。 学会より追放された。 裕福な生活が一変する。 そんなことがあったが篝からしてみれば内心喜んでいた。 これでやっと父から、そして跡継ぎという立場から開放されると思ったから。 しかし父は諦めてはいなかった。 息子を使って自身ですら到達できなかった地位を獲得し見返してやると、息子本人である篝の前で言い放った。 父はとことん自分を駒としてしか見ていないことにとうとう嫌気がさした篝は自立するためにバイトを始める。 当時16歳だった。 母も父の言いなりな人だったので両親にバレないようにする為に長時間労働は避け、兎に角数をこなした。 そんな篝に人生の分岐点とも言える人物と出会う。 それは新聞配達のバイトをしている時に目撃した泥棒だった。 泥棒の侵入の仕方は実に見事なものだった。 裏口の扉の鍵をピッキングで開け、ものの数分もしないうち用を済ませまた鍵をかける。 その手つきはしなやかで綺麗だとも言えた。 あぁ、そういう生き方もありか。 ストン と、抵抗も違和感もなくそう思った。 それからというものあの手が頭から離れなくなった。 あとからニュースで見聞きしたことだが、完全に痕跡も消しての犯行だったらしい。 手に身惚れ朧げではあったが顔と犯行現場から泥棒の行動範囲を虱潰しに探した。 その時にはもう既に全てのバイトをやめていた。 話は割愛するが、そこから色々とあり、何とか師匠に技術を仕込んでもらえるような仲へと発展した。 医療研修で培われたメスの捌き方が似ていたのかピッキング技術は手に馴染むような感触だった。 師匠には幸か不幸かそっちの才能があると呆れられた。 照れたら頭を殴られた。師匠はすぐに手や足が出るから困る。 師匠の泥棒スタイルは「汚い金を盗む」。 侵入した痕跡を徹底的に消し、盗んだことすら悟られないようにする。 ピッキング技術の他はまだまだ未熟だがいつかは師匠を唸らせられるように日々精進していこうと思う篝であった。 因みに大学受験終了と共に家は出ている。 父に難関医大を合格すれば一人暮らしをしてもいいように取り付けていた。 見事篝は合格証を父の眼前に突きつけ、破り捨てた。 その時の父の顔は今でも忘れられない。 晴れて篝は自由の身となり新たな人生を歩めるようになった。 「最近バナナ食べた？」　ロール1クリした人のみ能力付与持続する 《ゴリラ・センス》 ゴリラは野生動物だから優れた五感と身体能力を持っている。 《力の発現》成功後、1d6回の間は《目星》《聞き耳》《跳躍》《登攀》《投擲》による判定結果が一段階上昇する。（失敗は成功に、成功がスペシャル、スペシャルはクリティカルになる） その回数を消費して《大自然の直感》を行うことができる。判定値は《力の発 現》と同値。これに成功すると、普通ならわからないような情報を直感的に抜くことができる。

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