タグ： Adonis専用うちの子達

清潔感があまり感じられず癖の多いモジャモジャした 白銀の長い髪を、がさつに一つにして上の方で結び 寒がりなのか、いつもマフラーを巻いて常に猫背っぽい 中は黒いネックセーターと白衣を纏っている、冷え性 寝不足気味だろうか？常に目の下にはクマが出来ており 他者から見るからに、怪しさ満点のおじさん教師。 (実は綺麗にしてたらイケメンである、残念だ…) 冬場はいつも天候が荒れる謎の不運と体質を持ち合わせ 厚着な事もあり「雪男」と呼ばれることも屡々…。 医者から忠告を受けるほどの極度のヘビースモーカーで いつも煙草の匂いがする、辞める事が出来ない 昼休みは暇さえあれば自分だけの研究室にいるか 屋上でこっそり喫煙しているかのどちらかである。 意味深な言葉を使ったり、更にかなりの面倒くさがり屋 何をするにしても気力がおきず体たらくでやる気がない そのくせに無駄に潔癖症な所がある変人、口が悪い。 ただ、研究に対しては周りが引くレベル(少々サイコパス) そのせいか、学園では”逆らうとホルマリン漬けにされる” そんな噂が流れだし逆らう生徒達は余りいない ただでさえ根暗で不気味がられる時があるのだから。 婚約指輪を着けている姿が目撃される 昔はまだ、笑顔の多い優しい先生だったと聞いた事がある いつからそれは失われてしまったのだろうか…。 今も、彼の机の上には伏せられた写真立てがあるだけだ… ―――――――――――――――― 炎天下の蜃気楼 ―― 子供の声、蝉時雨、学園のチャイムが鳴り響く中 晴天を背にフェンスへ体重をかけながら、男は煙を吹く 揺らりと波を立てながら空へと舞う白煙をぼんやりと眺め 彼は今日も独り、屋上で無駄だとわかって時間を潰した。 別に、なにか目的がある訳でも無く意味がある訳でも無い ただこの場所が好きなだけだった…。 何となくで伸ばした手を見つめれば 左手の薬指に嵌められた指輪が、太陽の光に反射し ソレは鈍い光を宿しながら白銀に染まっていた。 チリッ と焼ける様な胸の痛みを感じながら 俺はその指輪にタバコの煙を吹きかける 「ああ、分かっているさ…。けど、まだ行けねぇよ…。」 誰に話しかけているのか、正直自分でもわからない けれど、こうでもしなければ壊れるのは、”己の心”だった 真夏に現れた”二つの陽炎”が目の前で揺らめいて 「おいで」と俺を手招いて呼んでいる気がした… 止むことの無い優しい声が、忘れられない笑顔が、 柔らかで暖かな体温が。時間が、今もずっと掴んだまま 手を離しちゃくれねぇ もし、このまま、何もかもどうでも良くなっちまって そっちへ行けたなら…。 …楽になれるのかねぇ？ 「…なんてな、俺も焼きが回っちまったもんだ。」 ハッ と鼻で笑いながら、快晴の空を見上げると 嫌に眩い程、美しい太陽が俺を見下して嘲嗤っていた 心の中で 五月蝿ぇな と悪態をつきながら目を閉じれば 様々な後悔や嫌悪感、憎悪、そして孤独が襲う まるで底の見えない深海のように… それ等を紛らわせようと、もう一度煙草を深く吸い込み ゆっくり煙と共に吐き出す。暫くそれを繰り返してると 聞きなれたチャイム音が忙しく学園内に鳴り響く 嗚呼、もうすぐ昼休みも終わる頃だろうか…。 「…また来るよ。」 フェンスの一角に優しく微笑むと、重く鉄錆びた扉を開き 白衣を靡かせた彼はそのまま姿を消した。 夏の日差しが降り注ぐ屋上には、今日も美しい花が… ―――――――――――――――――――――――――― 「もうこんな思いは、二度とごめんだ…。」 沈む夕日、ひぐらしの音、風になびくアザミの花 これは大切な妻と娘の二人を亡くし 一人孤独に生きる、哀れで不幸な男の物語ー…。 ＜イメソン＞ ・性格悪くてすみません。 ・投心自殺 100ファン報酬、幸運+5 ＜不定の狂気＞…四肢の機能障害(腕に噛み傷) 約5ヶ月腕を激しく動かすことが出来ない 【クリアシナリオ】 ・ZONE

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