タグ： チキンライスの妖精

【特徴】 ・異物への耐性 ・好意を寄せられている アニマルセラピストベースで作成。 職業P＝EDU*10+POW*10 イギリスのコッツウォルズの片隅にある小さな農場「リーヴス牧場」で暮らす若者。 中性的で温厚。牧歌的な暮らしと動物を愛する今時珍しい若者……… …に見えるが、実情は全く異なっている。 エンゼは人心掌握術、催眠術に非常に長けた人間である。 そんな彼により農場で飼われているのは羊ではなく、「人間」である。 その農場における羊は洗脳を施された人間たちであり、彼らはエンゼの事を従うべき農場主として認識し、 人の言葉、文明を捨て去っている。 価値観を捻じ曲げざるを得ない拷問や暴力が彼らに施された事実はなく、心から「家畜になった方が幸せ」と感じているようだ。 彼らは誘導された観光客であったり、メールで個別に招待したりされた人間たちであり、 羊化した後は一定期間飼育され、エンゼの手により「収穫」「出荷」される。 そうして分けられた羊の部位は各裏ルートへと流され、エンゼは多額の収入を得ている。 エンゼは羊たちにとっては俗世の穢れを感じさせない無垢な存在だが、 一方では当然のように若者なりの文明力、そして弱者を牛耳る無法者たちとの黒い繋がりを有しているのである。 【発端】 そもそもエンゼの農場は、かつて由緒正しい本物の農場だった。 エンゼはそこで穏やかな両親に羊飼いとしての教えを受けながら、二人の可愛い妹を心から愛する良い長男として育つ。 変わったことといえば、都会に憧れていたことである。 昔ながらの農家の暮らしを営みながらも、ネットを介して新しい知識と価値観を取り入れていた。 その知識の中には古い価値観を刷新する良い影響を与えるものもあれば、常識的でない価値観をなんでもないように語る偏ったものもあっただろう。 エンゼが高校生の時、農場は経営難に陥った。 困窮した生活を立て直すには抱える羊の数を減らさなけらばならず、しかし高く売れるものが無ければ八方塞がりにもなる。 それ自体は家族全員が考えた事だったが、出した結論が親子の価値観の違いを明らかにした。 両親は二人の妹を資産家の嫁にしようと考えた。 エンゼはその考えを知り、その時代遅れな判断と子供を家計を回す歯車として捉えていることに失望する。 現代的な価値観が自分の中で大きな割合を占め始めていたエンゼにとっては、もはや伝統ある農場や師である両親には尊敬の念こそあれ、最優先にするべきものではなかった。 農家の価値観とネット上に無数に存在する非人道的な知識、二つを持ち合わせた彼が羊の次に金になるものを探すなら、「両親の肉体」がそれであると判断を下すことは必然とも言えただろう。 幸い、金を作る環境は回線ひとつと人の寄り付かない立地が実現させた。 それから、ほどなくして最初の殺人、そして「出荷」となった。 エンゼはその後、妹たちのためと言い、人を招いては「羊」と称して無理やり捌いて金を作るようになったが、 やがてそれを見守るしかなかった妹たちの精神が限界を迎えた。 彼女らは搾取する側である人間であることを辞め、逃げまどう人間になることも選ばず、自ら従順な羊側に立つことを望み、ものを言わなくなった。 それを皮切りに監禁していた人間たちが連鎖的に彼女らに倣い、無用な血が流れることがなくなる。 同時にエンゼの精神にも異常が生じ始め、いよいよ人間と羊の区別がつかなくなっている。 ゆえに、結果的に姉妹がどうなったのかエンゼは把握しておらず、今や近いサイズの羊を「トゥ」「レイト」と呼び可愛がっている事が唯一の名残である。 その後、一度農園の場所を移している。手探りでの「飼育」が行われた元の農場は殺人現場として発見されているかもしれない。 妹を守ろうと行動した経緯があったとはいえ、 さらに人目のつかない場所にこもって経営を続けていることからして、生来エンゼは非常に利己的な人間ということなのだろう。 【興味P振り分け】 ・回避…昔は羊の気性が荒かったため。今は良い子だよ ・目星…羊のコンディションはちゃんと把握しないとね ・製作（迷える羊）…いわゆるヒプノーシス ・医学…人体への理解がある ・コンピューター…これでも現代っ子

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