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物書きの一端。 一人称「私」　二人称「君」　三人称「彼」「彼女」 人の事を男女限らず○○くん、と呼ぶ。 敬語。力が弱く、身体も弱い。但しすらりとした美丈夫の為、女性から人気はあるかもしれない。 物書きの時だけは眼鏡を欠かさずつけている。普段は付けていないこともある。 昔ながらの馴染みに異国について調べる教授がおり、彼とは筆を執るために話をよく聞く為、『ほかの言語（英語）』に少しばかり詳しい。 「おや、…どうなさいましたか。何か私に御用でしたか。もう少しでこの文も書き終えますから、どうぞそこに御掛けになって下さい。ええ、ええ。そしたらば追っ付け茶を出しましょう。よしんば私に用事があったのだとしても、一息吐いた所で誰も責めたりしないでしょうから。」 ●通過シナリオ 「帝都心中」HO3　生還 以下、シナリオバレ。 彼には恋人がいた。いると思っていた、その女性の名前はフミ。 しかし、女性は彼女が生前に夫であった人物から作られた生物で、恋人であった記憶も植え付けられたものだった。 彼女は命を受けて、お兄さん的存在である川田くんを殺し、そして川田くんもまたフミくんを殺した。 己の書いた『帝都心中』になぞらえて死んだ。 恋文を貰った。お慕い申しております、と書いてあった。 どんなに愛おしくても、これは偽の記憶が生み出した感情なのだという。 それでもいいと思った。どんなに作られた思い出だとしても、何を思い出すことが出来なくても、彼女は自分の恋人であったと思う。 幸せだったのだ、あの瞬間は。どれだけ嘘が多くても、彼女の事を確かに自分も愛していた。 だから、いいのだ。 この記憶を大切に持って過ごすだけで、それで良いのだ。

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