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クトゥルフ PC作成ツール
歌代 是葉(うたしろ このは)
ID:2990693
MD:ef31da7c8c9dbf046276767ff10f0ef2
歌代 是葉(うたしろ このは)
タグ:
あかねずみ
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
「言葉は容易く人を傷つける。しかし、人を救うのもまた言葉である」 歌代是葉は母子家庭だった。父親は、是葉が物心つく前に交通事故で亡くなっている。幸い、母方の祖父母は優しく、仕事で忙しい母親の代わりに是葉の面倒を見てくれた。また、父方の親族は残念ながら近しい血縁者が居らず疎遠だ。忙しそうにする母親と接する機会は殆どなかった。 しかし、祖父母がとても親切に世話をしてくれるので、寂しくはあれど是葉は元気に育った。是葉は手間のかからない子供だった。祖母は足が悪く、外へ是葉を連れ出せない代わりに、本を読んで聞かせたり、お手玉やあやとりを一緒にやってくれた。祖父は塾の先生をしており、まだ小学校に入学する前の是葉に勉強をさせてくれた。 小学生になってからの是葉は、いつも図書室にいるおとなしい子供だった。背が低くて弱々しい是葉は直ぐに虐めの標的にされてしまった。父親がいない事も要因になったのだろう。虐めは、子供特融の真っ直ぐで残酷な言葉として是葉を苛んだ。是葉は祖父母に迷惑を掛けたくなくて、いじめの事を言わなかった。 しかしある日、是葉は「学校に行きたくない」と言って自室に引きこもって出てこなくなった。祖父母にたくさん声を掛けられたが、布団に潜ったまま返事をしなかった。迷惑をかけてしまっている自覚はあっても、引っ込みが付かず意固地になってしまっていた。自分の事が嫌になってシクシクと泣いていると、大きな音を立ててドアが勢いよく開いた。驚いて布団から顔を覗かせてみると久しぶりに見る母親がいた。 普段なら仕事をしている母親がいる。困った祖父母が母親を呼んだのだ。叱られると思い首を竦めていると、母親は「是葉、お腹すいてない?」と聞いてきた。確かに朝から何も飲み食いせずにいたからお腹もすいているし、泣いた分だけ喉もカラカラだった。「お昼、皆で食べに行こっか」そういって母親は笑って是葉の手を引っ張った。それから、母親の運転する車で隣町まで出かけて、ファミリーレストランで是葉と母親と祖父母の4人で食事をした。そのあと本屋で図鑑を1つ買い、水族館へ遊びに行った。はしゃぐ是葉の手を母親はしっかりと握っていてくれた。 家に帰って、是葉は家族に虐めの事を話した。その夜、4人で一緒に泣いた。 祖父は自分が勉強を見てやるから学校へは行かなくて良いと言ってくれた。だから是葉は学校へ行けた。ダメになったら、祖父が見てくれるから。行けるまで行こうと思えた。多欠ではあるが、是葉は6年間小学校に通った。いわれのない悪口をたくさん投げかけられてその度に傷付いたけれど、なるべく気にしないようにした。 中学に上がる前に母親の転勤が決まった。場所は隣の県だった。母親は是葉に一緒に来るかどうか聞いてきた。勿論、仕事で忙しい母親とは何方にせよ殆どすれ違ってしまうけれど、一緒に来れば中学校では知り合いがいない状態で始められる。母親は是葉が未だに影口を言われている事を知っていたのだ。 引っ越す時に、不安げな表情の是葉に祖母が「無視をされても気にせずに、必ず挨拶はしなさい」と言った。母親と2人暮らしになってから、家事の半分は是葉の仕事になった。学校と家事を両立する忙しい日々でも、祖母の言った事を守って過ごした。朝、ゴミ出しをするときに近所の人に「おはようございます」と言い、教室に入るときは「おはよう」と言い続けた。 相変わらず図書室にこもりがちではあったけれど、虐められることは無かった。長期休暇、祖父母の家に遊びに行ったときに祖母に聞いたら、祖母は教えてくれた。「挨拶はね、あなたをちゃんと見てますの合図なのよ」と。強い衝撃をうけた。小学生のとき、自分は周りを見ていただろうか?書籍ばかり見て、周りの人に注意を払っていなかったのは、間違いなく自分自身だったのだ。周りを大切にしない人間がどうして周りから大切に扱われるだろうか。長い年数を経て、ようやく是葉は自分の至らなさを悟った。 高校生のとき、優しかった祖父が亡くなった。葬儀が終わり、気落ちした祖母はとても小さく頼りなかった。是葉は家族を支えるためにバイトを増やした。足の悪い祖母の介護と、家事と、学校と、バイト。目まぐるしい程に忙しい日々だった。 そんな日々の中、是葉には悩み事があった。進路だ。是葉は、語学や文化に特に興味を持っており、もっと学びたいと思っている。しかし、家庭のためには就職をした方が良い事も理解していた。奨学金を受けても、生活が厳しいことには変わらないだろう。 ある日の休日、久しぶりに全員が家に揃ったときに母親に言われた「相談せずに決めるのは貴方の悪い癖よ」窘められながらも、家族で話し合った。2人は是非進学をするべきだと言ってくれた。それから、バイト代を貯め、節約を繰り返し、家族全員で何とか学費を工面した。是葉が大学入試に合格した翌日、祖母が亡くなった。まるで、もう心配事が無くなったかのような安らかな表情だった。葬儀を取り仕切る凛々しい母親の背中がむしろ痛々しかった。2人きりの家族で、静かに冥福を祈った。 大学ではバイトを続けながらも、勉学に励んだ。この頃には是葉の中には確固たる哲学観が構築されていた。曰く『言葉は魔法だ』今までの人生の中で最もつらい目に合わせてきたものは言葉だった。しかし、そんな自分を救ってくれたのもまた言葉だった。何も話さなかった幼い自分は、誰にも理解されずに孤独になった。挨拶の大切さ…他人へ向ける親切心はいつも言葉に込められていた。言葉とは、葉の様につかみどころも無い、実体を伴わないものでしかないが、大きな力を秘めている。それは人の心に作用する魔法だ。人間が言語を習得した瞬間から、全人類が共通して手にしている不思議な力だ。 そんな不思議な力をもつ「言葉」をもっと研究した。そして、言葉によって多くの人の役に立ちたい。言葉を上手く使いこなせずに、独りぼっちだった自分みたいな人を救いたい。好奇心は夢に代わっていた。その熱意のまま大学院に進み、ついに学者になった。研究成果を本にまとめて出版したところ、予想より高い評価を受けた。 是葉は確信を持っている「言葉は容易く人を傷つける。しかし、人を救うのもまた言葉である」
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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