タグ： 狂気山脈第二次登山隊 HO3A 緑茶猪

自身の詳細をほとんど明かさない、何かを追い求めて人々を写すカメラマン。非常にクールでまた、いくつか隠している部分があり自身に関しての質問には答えないことが多く、逆に相手のことに関する質問は多いカメラマンとしてはよくあるような性格。さらに静かに微笑んでるような顔をずっとしているためミステリアスな雰囲気を感じさせられる。 興味のある話以外にはあまり関わらず、彼女が好きな話にしか参加しないことが多い。ビデオよりも写真だけで撮ることが多く、また彼女の写真の撮り方は特殊で、会った直後に人をじっと見るや否や突然シャッターを切ったり、自然に応対している最中に突然撮ってみたりと少々礼儀がなってないような自分勝手な撮り方をする。どの場面でも写真を撮ったあとはどこか満足気な、楽しそうな表情をする(もちろん｢大丈夫だったかな？｣など確認は取る)が、どこか物思いにふけるような顔をすることもしばしばある。 以前廃墟など異質なものを撮り人など一切写さなかった写真家だったのだが、突然消え、次は以前とは違うカメラを持って人を撮るカメラマンとなって世に再び現れた。新たにカメラマンとして出てからも相変わらず一つのものを追い求めてカメラのシャッターを切っているのだが、何を追っているのか、何故前の活動をやめたのか、謎に包まれている。また、以前撮っていたものが悲惨な現場を写したものやオカルトチックなものであったのもあり、突然異様に人ばかりを写し出したことから不気味なカメラマンとして有名ではあるだろう。 かの山脈を登ってからというもの、彼女の写真家としての認知は増えた。おかげで彼女にとっては嬉しくない結果になり、一時はまた隠居をしようとしたものの、写真によって人との関わりの楽しさを知ってからそのままカメラマンとしても活動をするようになる。基本は登山家を撮るが、他の依頼や誘いがあれば2割くらいの確率で受け入れる。一人が好きで一人で旅をしていた彼女は、いつしか仲間を作って人を、景色をみる写真家へと変わった。 大切な人…母親(園守優子) 穏やかで物静かな性格。常識や固定概念などに囚われず何でも受け入れて自由を愛する人。 零花は幼い頃から、オカルト系のものをとる写真家の父親の事を知るために、父親と同じ道を行くことを決めていた。ただ、父親は母親を置いて世界へ旅へ出た人で、最後は手紙とのやり取りで終わり、母親に寂しい思いをさせた人でもある。その父親と同じことを、父親と同じものになろうというのには、少し抵抗があった。母に申し訳ないと思っていた。けれど、母は止めなかった。 ｢あなたの好きなようにしなさい｣ 自分は止めない。恨みもしない。あなたがあなたらしく生きていけると思うならそれでいなさい。そういって、零花を見送った。 きっと、父親を旅に出した時も、同じことを言って、同じ心境で送り出したのだろう。そんな風に家族に対しても自由であることを優先させてくれる。自分の事を第一に置かない。そんな謙虚な母親はたった一人でいつも独りの存在。だからこそ、毎日、毎日。零花は欠かさず母との交流をする。一番、優先すべき存在。

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