タグ： 唐 ホルマリン漬けの心臓

誠実で勇敢、惚れっぽい性格の男。 幼少期、テレビで見た「国境なき医師団」の姿に憧れ医者を目指す。 それから日々コツコツと医師になる為の知識を身に付けていき、20歳で晴れて国境なき医師団のメンバーへ仲間入りを果たし、めでたく幼少期からの夢を叶えた。(20歳の頃は大学と国境なき医師団の活動を上手いこと両立させていた。) しかし、23歳から4年間だけ国境なき医師団として携わったアフガン紛争で、彼の国境なき医師団としての活躍は終わる。 戦争現地の悲惨さと救えない命の多さ、そして流れ弾によって死んだ友人の死を目の当たりにしてしまった事からPTSDを発症し、帰国せざるを得ない状況に。 1年の時間を掛けてPTSDは日常生活に支障なし、と診断されるまで治まったが、国境なき医師団に戻ることは叶わなかった。 その後は知り合いの紹介で九慈病院で外科医として平穏に働く日々…となる訳もいかず、命を扱う激務のストレスで徐々にPTSDを再発。「生きている患者が全てアフガン紛争で救えず死んで行った兵士の顔に見える」という幻覚症状に悩まされ、結果、31歳で退職してしまう。(幻覚症状については勝呂良樹以外誰にも話していない) しかし働かないと生活は出来ない、だが生きている人間はもう診れない。 考えあぐね困っていた中、インターネットで死体修復士の記事を見た事をきっかけに葬儀業界へ興味を持つ。 最初から死んだ人間であれば、幻覚を見ることもなければ苦しむ事もないのではないだろうか？ 医者の知識と記憶力、手際の良さを生かし僅か半年でエンバーマーの認定資格を取得。後、優秀な死体修復士として陰ながら活躍していく事となる。 利己的な理由で死体修復士をやっている自分を惨めに思っているが、それを表に出す事はない。 ＜現在＞ 死体修復士となってからPTSDの症状は幾許は和らいでおり、約1年ほど前から上からの命令ではあるが、人名救助やメンタルケアなど再び医者の仕事を手伝おうと決心出来る程だ。 久慈病院で出会ったアオイという患者が、今でも気がかり。いつかまたどこかで再会出来ることを願って、黒い石は常に持ち歩いている。 ＜PC1について＞ 高校時代から勝呂良樹(PC1)と親友関係にあり、それは大人になった今でもずっと続いている。「良樹」と下の名前で呼び、彼のことは世界一信頼できる大切な親友だと思っている。 何か2人で話したい事がある時は「今日家で飲まないか？」がいつしか合言葉となった。

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