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うちから漏れ出る衝動を飲み込み、ぼぅと窓の外を眺める。 そこに広がるは賑やかな喧騒。人々が行き交い、織りなされていく営みの景色。 自らもそこに混じったことがあり、しかして未だに慣れ得ぬそれを見て、我は無意識のうちに吐息を漏らしていた。 ――嗚呼。 それは、焦がれるほどに熱く、強く、枯れ果てぬ泉がごとく湧き上がってくる衝動。 そうあれかしと定義され、そして事実そうであるように、我の生き様は定められている。 人の血を吸う化け物。不死の恩寵者。夜を支配するモノ。 人類の敵対者として描かれ、そして討滅される定めにある者達。 ――嗚呼、どうして。 けれども、化け物にだって望みはあろう。 我がそうであるように。我らがそうであるように。 敵対者とて、愛せぬ道理などない。否、むしろ届かぬが故に、尚その手を伸ばしたくなるものだ。 内から漏れ出る数多の声を引きずりながら、我は手をのばす。 決して届かぬ場所へ。されど愛してしまった場所へ。 いつしか、討滅の刃がこの身を焼き焦がす、その時まで。 「――人間とは、かくも素晴らしい生き物なのだろうな」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― Name:カラード　Code:死せる不滅の刃[Durandal] 一人称：我 他人称：呼び捨て、コードネーム/～くん・ちゃん、コードネーム 口調：平坦/陽気 性質：冷酷/幼稚 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 吸血鬼、ヴァンパイア、ノスフェラトウ。 夜の支配者と呼ばれ、血を吸い長きを生きながらえるとされている。 彼、或いは彼女は、その一側面を取って生まれてきたレネゲイドビーイングである。 従僕を従え、数多の死を乗り越える不死性を持つ彼らは、その身のあり方すら人から逸脱している。 その身の内に幾十もの人格を蓄えているためかその姿やあり方は不定であり、核と呼べるものが存在しない。 自らをカラードと呼称する彼、或いは彼女に限っていえば、大半の期間を２つの人格によって過ごしてはいるが。 青年の姿を取ったものと、童女の姿を取ったもの。 それぞれで性格も思考も異なっているが、それでも変わらないものはある。 吸血鬼としての起源――吸血衝動。 そして、人間への強い憧れである。 人間の何が彼、または彼女を惹きつけるのか。 或いは、それすらもそうあれという空想の抑止力なのか。 確かなことはわからないが、少なくとも彼、或いは彼女が人類に牙を向くことは、当分ないと思われる。 ☒PC⑤用ハンドアウト ロイス：春日恭二 推奨感情　P:同情/N：憐憫 カヴァー/ワークス：指定なし/レネゲイドビーイング 貴方はレネゲイトビーイングであり、人間の生活に興味を持っていたため、 UGNイリーガルとしてUGNに協力するかわりに、人間の生活を体験している。 どうやら、現在住まわせてもらっている寮で春日恭二が現れたようだ。 世話になっているから多少は役に立たないといけないな。 ななしさん：3b100 DoubleCross : (3B100) → 12,23,36

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