タグ： ながた ゆづる

高校生の頃にスカウトされ、つい3年前までホンマルプロモーションという芸能事務所でアイドルをやっていた。5,6年程前から経営が徐々に右肩下がりになっていたホンマルプロモーションは3年前についに経営破綻。また社長が赤字を誤魔化すために軽犯罪に手を染めていたことから事務所は倒産、グループは解散、元々力も人気もそこそこだった上に当時25歳という年齢もあり芸能界を去ることになる。今はフリーターとして飲食店やコンビニでアルバイトをしている。 現役時代、ロケで行った沖縄で見掛けたアクターズスクールの生徒に一目惚れ。スクールが閉まってから名前を聞き出し、いつか共演することを夢見て東京で本人の生まれや家族構成や出演プロモーションPV等を調べていたものの、爆発的にメディア露出が増えたことで心境は一転。 元々調べていた彼の家の近くにアパートを借りて引っ越し、出演作は全て追い、それだけでは飽き足らず日々のスケジュールや日常生活にまで関心を向けるようになる。高校生の頃からプロ意識が高く派手な遊び方はしなかったため、幸いにも貯金はたくさんあった。 普通に話し掛けても相手にされないだろうということ、またもしかすると自分のことを知っていて警戒されるかもしれないと思い今回の計画を決行。誘拐なら何が起きてもおかしくないはずだ。 ______________________ バレたとき用 「ああ、やっぱりきみは賢いなあ！正解だぜ、あれもこれも全部俺が仕込んだことだ！」 「いつ気付かれるかと冷や冷やしてたんだ、バレちまったら意味がないからな。けど！賢いきみなら俺の想いに気付いてくれるんじゃないかって期待もしてた。」 「きみのことならなんでも知ってるぜ。弟が二人いることも親御さんが宗教にハマってることも、サーターアンダギー作りが得意なことも、好きな食べ物も読んでる本も移動中に見てるネットニュースも家の間取りも靴のサイズもどんなスタンプを買ってるのかも誰とどんなやりとりをしてるのかもいつ誰と何処にいて何をしてるのかも全部。」 「あの本に書いてあった、吊り橋効果ってやつを狙ってみたんだけどなあ。どうだい？少しはドキドキしてくれたかい？」 「けど本を置きっぱなしにしちまったのは失敗だったな、意識させるつもりがこうしてバレちまってるんだ。」 「……それで？祈はどうするんだい？俺を警察にでも突き出すか？」 ______________________ バレなかったとき用 「……、…。」 「ああ、やっぱり俺の思った通りだ！純粋で人を疑うことを知らない、優しい祈！」 「こんなに簡単に連絡先なんか渡しちまって…ああいや、優しいのはいいんだ。人を疑わないその優しさはアイツの美徳だって、そう思うぜ。」 「いやあ、しかし…いつ気付かれるか、冷や冷やしたな。…祈の優しさが他の奴に利用されないように、これからも俺が見守ってやらないとなあ…」 「ああ、祈、きみのことならなんでも知ってるぜ。弟が二人いることも親御さんが宗教にハマってることも、サーターアンダギー作りが得意なことも、好きな食べ物も読んでる本も移動中に見てるネットニュースも家の間取りも靴のサイズもどんなスタンプを買ってるのかも誰とどんなやりとりをしてるのかもいつ誰と何処にいて何をしてるのかも全部。」 「…これからは、もっと近くできみに会える。」 ______________________ 呪文：ニョグタの落とし子の召喚と従属(ルールブックP.282)　 治癒（ルールブック P.272）　 恐怖の注入（ルールブック P.256）

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