タグ： 月見だいふく ビタースイートシンデレラHO1 感染自罪のモンタージュ

【職業】 基本ルルブ 刑事 ＜職業技能＞ 言いくるめ、聞き耳、心理学、説得、値切り、法律、目星、図書館(自由枠) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【人物】 物腰穏やかで、勤勉な努力家。派手さはないものの堅実な仕事ぶりで、部下や上司からの評価は高く、信頼も厚い。 頼まれたら断れない性格で、色々な人のヘルプを引き受けているため顔が広く、彼に好意的な人間は多い。 しかし自己評価が低く非常にネガティブなため、誰かに仕事や行動を褒められても 「いやぁ、僕なんて…支えてくださった皆さんのお陰ですよ」 「はは、僕は優れた人間なんかじゃないんです」 「僕は、僕のやれることをするだけですから…」 と、へにゃっと笑っては自虐するのが常套句。 自信の無さゆえに、誰かに褒められたり賞賛されると嬉しさより前に 居たたまれなくなってしまい、じりじりと壁際に後退していく。 壁際に追い詰められて申し訳なさげに縮こまっている姿は、雨に濡れた子犬そっくりだと署内で密かに評判である。 バディを組んでいる原口のことは、頼もしい後輩として信頼している。 その一方、自分みたいな平凡な人間が上司だなんて可哀想に…と少々申し訳なさを感じている。 そのため、のびのびと経験を積んでいってほしいという気持ちから、よっぽどのことがない限り命令や指示は与えず、彼女の自由にさせている。 「いやぁ、原口さんは僕なんかには勿体ないぐらい優秀な部下ですよ。僕のことなんかあっという間に追い越していってくださいね。」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【クリアシナリオ】 ビタースイートシンデレラ(HO1)　 感染自罪のモンタージュ 最悪な君の壊し方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【不定の狂気又は後遺症】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【所持AF】 ＊＊＊【以下ビタスイHO1の秘匿内容ネタバレ】＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 2つ年下の大切な恋人がいる。彼女とはいわゆる幼馴染で、幼い頃からどこへいくにもずっと一緒だった。 後ろ向きな自分にとって彼女は太陽のような女性で、彼女といると心が心地よい温かさに包まれるのがわかった。 告白は、彼女からだった。 胸が温かくなるこの気持ち、妹への庇護欲のようなものだと思っていたこの感情を、愛と呼ぶのだと気づかせてくれたのは彼女だった。 プロポーズは、自分からした。 今まで沢山のぬくもりを貰ってきた分、今度は自分が返すんだ、彼女をどんな不幸からも守ってみせると、そう決めたんだ。 そう、決めたのに。 2年前の研究所惨殺事件—— 結婚式前日、彼女の両親の働く研究所の職員が皆殺しにされたのだ。無論、彼女の両親も凄惨な遺体となって発見された。 あれ以来、彼女の心は壊れてしまった。 「僕が必ず事件を解決してみせる。だから、全てが終わったら今度こそ式を挙げよう…！」 その約束を胸に必死に捜査を続けてきたが、成果の上がらないままもう2年になる。 今世間を賑わしているシンデレラ殺人事件——これは飽くまでも推測だが、2年前の事件と同一犯だろう。 沢山の命を奪い、そして何より彼女の心をズタズタにした犯人を、僕は絶対に許さない。 手掛かりになりそうなことなら何でも調べた。 日々の仕事の傍らの情報収集はもちろん、休日は医学書を読み漁っては死体の異常な様相についての情報を集めた。 無駄だとわかっていながら何度だって聞き込みをし、何度だって現場に赴いた。とにかくやれることは何でもやった。 それでもまだ足りない。犯人について何の尻尾もつかめていない。 このままじゃ、自分には彼女を幸せにはできない。いや、幸せにする資格がない。 自分が優れた人間なんかじゃないのはよくわかってる。そんな僕が彼女を幸せにするには、人一倍努力をしなきゃいけない。 だから今日もただひたすらに、僕は僕のやれることをするだけだ。 全てを終わらせ、彼女の隣に並び立つのにふさわしい存在として、彼女にもう一度プロポーズする日のために。 ＊＊＊＊【以下ビタスイ通過後のネタバレ】＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ どうして君なのか どうして僕じゃないのか 手に入れた瞬間 壊される 取り戻した瞬間 奪われる どうして どうして ド ウ シ テ … ？ 事件以降、今までにも増して根を詰めて働くようになった。 死に急ぐかのように、危険な事件の捜査ばかり率先的に引き受けるようになった。 警察を辞めることも考えた。 しかし慕ってくれる後輩を置いていくわけにはいかない。 信頼を寄せてくれる同僚達に迷惑をかけるわけにはいかない。 彼らのことは確かに大切に思っているのだ。 何より、僕が死ねば原口さんの苦しみを共有できる人間はいなくなってしまう。 彼女を一人にするわけにはいかない。 そうして今日も今まで通り、癖になった曖昧な笑みを張り付け今まで通りの日常を送る。 しかし事件を解決しても、好きだった本を読んでいても、仲間と話していても、 何をしていようと、僕の中に再び温かい感情が灯ることはない。 後輩の成長に感心し 凄惨な事件に心を痛め 仲間たちの話に笑みをこぼす その瞬間も、心はどこか遠くにある。 何事にも酷く無感動。まるでノイズのかかったスクリーン越しに世界を見ている感覚。 ああ、君の居ない世界には一切の色が無い。すべてがモノクロなんだ。 太陽が存在しなければ、影も存在しえない。 僕の太陽はこの世界から奪われてしまった。一度知ってしまった温かさを、忘れることなんてきっと一生できないんだろう。 あの日から僕の時間は止まったままだ。 君にふさわしい人間になるために。 君を守れなかったことの贖罪をするために。 前に進もうと何とかここまで頑張ってきたけれど、そろそろ心も身体も限界らしい。 星乃、そう遠くないうちに君に会いに行くことになるかもしれない。 君はきっと怒るんだろうね。 弱い僕を君は許してくれるかな。 いつもみたいに微笑んでくれるかな。 星乃 ただ、君に会いたい。 そちらで会えたなら、今度こそ一緒になろう。 そして聞いてほしいんだ。君に捧ぐ、三度目のプロポーズを。

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