タグ： Adonis専用うちの子達

白銀の髪を靡かせ、金色に輝く鋭い眼と美しい容姿 その姿は正しく”太陽”とも呼べよう。 戦場に現れたソレは返り血を浴び、赤く…紅く…。 相棒の「ルナ」と共にロシアの軍事会社に雇われており 様々な依頼から殺しを専門としている 感情豊かな性格ではあるが 楽観的に、陽気に、明るく人を殺す。 そこに迷いもなければ想いもない、特殊な暗殺兵 自分が近接型で対象の注意を引き付けながら懐に入り 彼女が遠距離型で暗みから銃砲を使用し狙撃支援。 二人で一人、常に互いを補い表裏一体となる 人はその姿を見て「太陽と月」と呼ぶだろう。 普段から黒いスーツに黒い革靴と言った全身が黒で覆われ ルナとは真反対の男性らしい服装である 腰には刀を添えており、一人称も「俺」である事から 初めて対峙した場合の性別の判別が難しそうだ…。 実際に、他人からは男性だと思われ そういった扱いばかりされてきた為に慣れている 胸は無いに等しい また、前線に立って戦う為に生傷が耐えない バイクは二人用でルナを後ろに乗せ、走る姿も目撃済 依頼者への礼儀は習っているが一般的な常識は知らない為 偶に失礼な行動や言葉を放つ事がある。 兵として戦場で何れ散る命と、常に覚悟しており 死への恐怖はあまりない。 相方のルナに異常なまでの執着と独占欲を持ち 他人が関わると酷く嫌悪の表情を露わにする ましてや、彼女に対する侮辱は地雷なので 踏み抜いた者へ容赦ない地獄を味合わせるだろう 気性が荒くすぐにキレるから注意が必要 人を殺す事へ何の躊躇いもない。 依頼を受ければ殺す、ルナ以外必要ない ー…これは、「孤独(ひとり)の太陽」が「孤独(こどく)の月」と出会う話…ー 彼女の産まれは貧民街だった 水洗いしかされていないボロ着いた服にボサボサの白髪 硬いパンを片手にかじりつきながら彼女は 崩れたビルに座って廃れた街の様子を見ていた。 独りぼっちの彼女に、親はいない その理由を彼女は自分で理解をしている ”捨てられたのだ” 自分を道具だとしか思わない母親 自分とは容姿から全て似ても似つかない父親 そんな両親から毎日の様に金を集めろと 出稼ぎをさせられていた 小さなガキには苦痛と分かっていても 拒否する権利なんて無いのだから。 食事もろくに与えられず、ゴミ箱の中に落ちている 果物の皮を食べ、硬い干し肉を盗み、1つのパンを奪い合う そんな日常を過ごしていたら 体なんて意図も容易くボロボロに使い物にならなくなる。 このスラム街ではそうやって捨てられた子供が沢山いた ソルもその内の1人であったのだ。 生き延びるために他者を蹴落とし 時には仲間として盗みを働く子供達は ひとり、またひとりと死んでいった。 爪を噛みながら、彼女は思う なんてつまらない、なんて悲しい目をしているのだろうか 街のあちこちでは人が倒れ動かなくなった姿を見たり 子供が食べ物を盗んでは捕まり拷問し殺され 身寄りのない汚れた女は男に道具の様に犯され捨てられる ゴミ捨て場で生き倒れた人間 虫の集る腐敗物と嫌に耳に残った鴉の声。 それが全て彼女にとっては当たり前の日常で 生きる為には必要な事だと理解している。 それはもちろん、自分も例外では無い… 「………ッ。」 ズクリと重く痛む下腹部と体の至る所に出来た傷を見ながら 今更どうしようもない事をボヤいた、 雨の日にちゃんと洗ったから、きっと大丈夫だろう…と 自分の腹を擦りながら薄暗い灰色の空を見上げる。 いつも彼女は思っていたのだ、自分を変える何かが欲しい こんな腐った日々を抜け出せる何かが…。 クソッタレな人生に刺激が欲しかった。 そんなある日、ふと暇つぶしの感覚で彼女は街の外に飛び出す 今までそんな事を思った事など無かった ずっと自分はこの街の中で廃れ死ぬのだと思っていたからだ けど、その意志を変えた出来事が彼女に起きた それは知らない男との出会い、彼は自分に問いかけた 「その殻を破るのは、己にしか出来ない事だ」と まだ幼いソルにはその意味はわからないが それでも、動かすには十分すぎる言葉であった。 男は彼女の頭に優しく手を置き微笑むと そのまま背を向け何処かへ消えてしまう …走りながら、その日起きた出来事が脳裏をよぎる それでも彼女は歩みを止めることは無かった。 薄汚れた道を抜け、木々が生い茂る緑豊かな広場に着く 太陽の零れ陽、揺れる葉の間から除き見える大きな屋敷 それを見れば子供の好奇心なんて、それだけで簡単に揺れるだろう 普段暮らしている街の外にこんな場所があるのだから 初めて見るその風景に心は弾み、心臓が高鳴る。 辺り一面には種類か分からないが綺麗な花が 風に揺れ、彩り豊かな花弁を広げ咲き乱れていた 近くには整備されているであろう、半透明の小川から 僅に心地よいせせらぎの音が聞こえる。 初めて見た立派な建物を見上げ、彼女は直ぐに近づいた 「………？」 ちょうど裏庭辺りだろうか、カーテンがひらひらと 揺れる窓の方を見れば、太陽の射す日から人影が写り込む そこに誰かいるの？ 見つかってはダメだと思いながらも、歩みは止まらない。 そして彼女は目にした…。 憂いを含み深淵を移した闇のような瞳 何処までも黒く艶やかでまるで人形の様な存在 その底を知らない美しさと同時に感じた物寂しさを 直感的に「綺麗な ”月” …。」ボソリと零した事だろう。 考えるよりも身体は先に勝手に動いていた 貧民と富豪ではあまりにも差が酷すぎる しかしそんな事、彼女には毛頭興味もなければ考えもない 木によじ登りもっと彼女を近くで見たいと思った 窓のふちで本を読む少女をじっと見つめていると 自分の気配に気づいたのか、ふと視線が合う。 光に反射された夜色の瞳がより一層キラリと輝き その奥に潜み散りばめられた星屑の瞬きに目を奪われる 初めて、彼女は心から ”欲しい” と思った。 「ねえ！そんな所に居ないでさ、外に出ようよ！」 手を差し伸ばしてその手を掴む 自分より、なんて小さくて細くて綺麗な手だろう… そう思いながら彼女は少女を屋敷から連れ出した たった二人の子供が森の中を駆け抜ける 親も、世間のしがらみも、何もかも全てを捨て 綺麗な僕のお月様！君はどうしてそんな眼をするの？ 深い深い闇の様に、君は僕の心を飲み込んだ。 でも大丈夫、きっと一緒にいたらずーっと楽しいよ！ 外の世界は広くてまだまだ知らない事が沢山あるんだ でも僕1人じゃ何も出来ない、君が欲しい、傍に居たい 君とずっと一緒にいたい。そしていつか君を…迎えに…。 彼女達は月に一度、太陽と月が重なる時にしか会えない ーーー(愛刀についてのエピソード)ーーーーーーーーーーー 彼女は幼い頃に名前の知らない男の人から刀を貰います。 「いつか君が守りたい大切な人が出来たら これを使って守り抜きなさい」 名前も顔も覚えていない、どこの誰か知らないけど その人を見ると、何処と無く懐かしさを覚え 彼女はその刀をずっと大切にもってました。 そう言われた通り、スラム街でどんなに危険な事に巻き込まれ、怪我をして、 自分の身が裂かれても…。彼女は刀を振るわなかった そんなある日、あの家で ”夜の少女” と出会った その時に決めたのです。 「僕は君を守りたい、君の為に刃を振るおう」 それからずーっと彼女はルナの為に 刀を振るい共に戦場で戦っている きっと初めて刀を抜いた日は ルナに襲いかかった敵を斬った時だろう その時に浴びた真っ赤な返り血の生臭さと匂いは 今でも鮮明に覚えている…。 彼女は刀をくれた彼を、自分の本当の父親と知る事は無い 男は刀を渡した後に敵国の兵に銃殺されます。 なので今後一生会う事も無ければ知る事も無いでしょう 妻と子を捨てた報いなのか、それでも最後に何かしてあげられたのは ある意味、彼のエゴであり救いなのかもしれません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー シャーシュカ サーベル 軍刀 等ロシアの刀は様々あるが ソル自体は日本刀を好んでおり、日本に興味がある為 技名だけは漢字を覚え使用している。 そのせいで剣技名がかなり和っぽいが話す時はロシア語である…。 (中の人が未だに厨二病抱えてるので、優しい目で見て下さい) ＜技名＞ 「…ー 日蝕 ー…」 日中の野外戦で使用する剣技。 地面の障害物を利用し、空中に高く跳びながら自身が太陽と重なる 太陽の逆光に紛れる事で、視界を眩ませた状態の敵を刃で斬る。 「…ー 月光 ー…」 夜、または室内戦で使用する剣技。 実は「日蝕」と、障害物を利用し跳ぶ所まで殆どが同じである 違いといえば、それは重なる対象が月か照明である事。 夜は月の光を浴びながら視界を眩ませ 室内であれば照明の光を浴びながら眩ませて刃で斬る。 「…ー 閃光 ー…」 通常時で行う剣技。 姿勢を低く落とし、鞘に手を添えた状態で一瞬で敵との間合いを詰め 刀による斬撃を入れる抜刀術。 その名の通り、光の速さで空間ごと切り裂き 彼女の通った後には忘れ去られた音が還ってくる その身体は、自分が斬られた事すらわからないだろう。 「…ー 燕返し ー…」 二斬撃目成功時に使用可能の剣技。 様々な剣技の応用で使うことが出来る 身を翻し、反転と同時に刃先は風を纏い素早く返す事で 背後や左右の敵、また、対象の敵を斬り倒す技。 風圧と共に繰り出される剣撃は繊細で美しいと言われている。 「…ー 秘技 黎明彼岸花 ー…」 通常時で行う剣技。 気配、音、視界、全てを一瞬だけ閉ざし 心身共にこの斬撃に集中する事で空間を把握。 相手の攻撃を左右に踊るように避けながら 加速をつけ、一気に相手に近づき刀の刃を突き刺す 胴に貫通し貫いた刃によって二斬撃目にはその身体に 深紅の花を咲かせるだろう 「…ー 狂い月/陽ノ型 龍牙焔舞 ー…」 通常時で行う剣技。 怒りで暴れ狂う龍の如く、予期せぬ動きで相手を翻弄しながら近づいて斬り付ける 牙を剥いて獲物に噛み付く威圧と勢い これは隠れる事もせず自分のターン時は永遠に攻撃し続ける為 1度発動すれば「ルナ」の声がかかるまで止まる事は無い。 (発狂の殺人衝動に近い状態) 血を浴びるその姿はまるで焔の中で舞を踊っている様にも見えるだろう。 「…ー 狂い月/陰ノ型 影渡り絶兎両断 ー…」 通常時で行う剣技。 刃先を地面ギリギリに添わせた状態で近くの壁や柱に沿って走りながら弧を描き影に重なる。 兎のように跳ねて一気に近づいた瞬間、背後から相手を一刀両断する技。 床や壁には三日月の様な跡が残る事から名付けられた 「…ー 刃隠 ー…」 潜伏後、または潜伏時に行う剣技 遮蔽物に隠れ、相手の視界を遮り隙を見計らい斬付ける。 静かに、息を殺し、刀とひとつになる技。 また、これを応用する事で対捕虜用として使用可能 その場合は峰打ちとなる。 「…ー 不知火 ー…」 通常時＆爆風時で行う剣技。 刀で壁や地面を削り火花を起こした状態で 熱の灯った刃を使い、敵の胴体を斬り倒す技 爆風の中では周囲の煙を刀に纏い熱風を起こした状態で薙ぎ払う また、水面が近い場合は「ルナ」の放った弾丸の 縁に添わせて火花を起こし使用する。 「…ー 陽炎ノ五月雨 ー…」 相棒である「ルナ」との合体技。 降り注ぐ雨の如く射出され続ける銃撃は、まるで死を誘う旋律の様だ… その中に紛れ幻影を残しながら近づき、刀で切り裂く技。 弾丸を避ければ刃に裂かれ、刃を避ければ銃撃で蜂の巣になる 約束「いつか君を迎えに行く」 ・二人のテーマソングは「アンインストール」 ・個人団体ソルのイメソンは 「凛として咲く花の如く」 【クリアシナリオ】 ・月を映す瞳

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