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「……、……」 「おれの、命の恩人だと、思ってるんだ」 4169e1 一人称:おれ 二人称:人をあんまり呼ばない、メンバーは名前で呼ぶ　対人系は他に任せている APPが低いのはガチガチに伸ばした前髪とゴテゴテのピアスと刺青。 ダウナー系のバンドマン。あんまり喋らない、無口。でも、前髪から覗く赤い目がかっこいいと評判。……抱いてやろうか？ *☼*―――――*☼*――――― 北海道の小さな農家の生まれ。小さな時から音が好きだった。川のせせらぎ、木々のざわめく音、雨粒が戸を叩く音。さくは物静かな少年で友達も少なかったけれど、音に溢れた世界が好きだった。暇さえあれば山を歩き、川を渡り、自然の声に耳を傾けた。 将来は農家じゃなくて、音楽系の仕事をしたいなあ。そう夢を語るさくを、両親も祖父母も止めはしなかった。やりたいことをやりなさい、と。良い家族だ。 ――だというのに、現実は非情である。 *☼*―――――*☼*――――― ↓【誰ロック】ネタバレ↓ 突発性難聴だそうだ。音が世界の全てだったのに、なにもかも取り上げられてしまった。これじゃ、生きているのか死んでいるのか分からない。音の鈍くなった世界で生きる毎日は苦痛で、苦しくて、一時期は自傷行為だってしたこともある。家族に止められて泣かれたからやめたけど。 もう音のない世界におれが生きてる意味なんて、ないのに。そう思って生きていたのに、たまたま付いていたテレビで"彼ら"が音を紡いでいるのを見て、さくは飛びついた。 ――生きている、聞こえている、ここには音がある、おれの世界がここにある！ 聞こえた訳ではないのに、何故か彼らの虜になってしまって。さくは、病気にかかってから初めて笑みを浮かべて涙を零した。 彼らの声を1度でいいから聞いてみたい、その紡いだ音を聞かせてくれ、その為ならどんな事だってしてやる。悪魔に魂を売ったっていい、なんなら死んだって構わない。彼らの声を、おれの耳で聞きたいんだ！ そんな願いが届いたのか、はたまた本当に魂を売ったのか。ある日突然、世界に音が戻ってきた。 以来、さくはウインドフォールズの虜だ。だって、死んだように生きていたさくを救ってくれたのは彼らなのだ。おれの命の恩人で、おれの世界で、おれの音。生きてる限り、今日もおれは彼らのファンであり続ける。 *☼*―――――*☼*――――― ザ・ウインドフォールズの皆さんへ あなた達の音楽をずっと追い続けていました。昔からファンで、自分の世界でした。 あなた達のおかげで面白いバンドのメンバーができて、音楽を作る側になりました。 大好きな音をいつまでも奏でていられるから、あなた達は自分の命の恩人です。 ありがとう。これからも応援しています。 さく *☼*―――――*☼*――――― ■1.いつ頃から音楽を始めましたか。きっかけは何ですか。 ｢ああ、……音楽が好きで｣ ■2.担当楽器へのこだわりは何かありますか。 ｢特に……｣ ■3.あなたにとって「ロック」とはなんですか。 ｢世界。かな｣ *☼*―――――*☼*――――― 【誰がロックを殺すのか】(2021-7-31) 大丈夫、音のない世界でも、おれには君たちの声が聞こえるから。 もう、生きることに迷わない。 *☼*―――――*☼*――――― ■1.これからの活動についてどう考えていますか。 「どう……？横アリに行くみたい。頑張るね」 ■2.他メンバーたちに伝えたいことはありますか。 「……これからもおれに聞こえる音楽を、ずっと奏でていて」 ■3.あなたにとって「ロック」とはなんですか。 「世界だよ、前からずっとね」 *☼*―――――*☼*――――― 目指せ武道館？当然でしょ、おれたちはロックだもん。 【ReBirthTown】(2023-8-13) キモかったなあ… 【花に黒占め】(2024-1-3) 痛くて怖かった。ピザはうまい。

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