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クトゥルフ2015「芸術家」ベース　選択技能：　特記：芸術（絵画）　 特徴表：「天才（興味ポイントはその他欄で反映）」「失敗は発明の母」→特徴表適用卓のみ適用。 「僕は普通だよ、うん。普通。」普通普通言うPOW16。たぶん普通じゃない。 ―――――――――――――――――――――― 「僕は普通。そう、普通なんだ。」 普通でないことにトラウマがある。 父親は画家であり、母親は審美眼に優れた評論家。神楽坂家は名の知れた大家である。 出海は他人の絵を真似するのが得意だった。絵のことは好きだったが、彼の才能は模倣だった。 父ははじめそれを見て、画家として英才教育を施そうとした。 どんな技巧を凝らした絵でも真似してみせる子のことを、父はだんだんと気味悪く思うようになった。 いつまでもそのすれ違いを理解できない出海に父は「お前の描き方は普通じゃない。普通に描いてみろ。」と言う。 だが、それでは出海は描けない。小学校で彼はひたすら絵を描き続けた。 周りからはいつも絵を描いている変なやつ、と見られるようになった。 同級生の誘いを絵を理由に断ったことをきっかけに、彼は虐めの対象になった。 「普通じゃない。」ここでもそう言われた。小学校の間いじめられ続けた彼は転校することになる。 その頃には、模倣の才能は潰れて、ただ凡庸な絵を描くようになっていた。 それを普通の絵だと言われたとき、彼は心底喜んだ。やっと普通になれたんだ、と。 中学校に入る頃には、絵の才能がないことと親は理解したこと、 小学校のいじめのこともあり、「普通」に育てることとした。 彼は「普通」にこだわるただの学生となった。普通でないものは排斥される。 そんな恐怖を潜在的に持って。今もその影響か「普通」にこだわる。 彼女を気にかけたのは、見たところ「普通」じゃなかったからだ。 だから、「普通」に声を掛けた。どこか自分に重ねる部分もあったのかもしれない。 「普通」でない人に「普通」に接することが、無意識に彼がとった手の伸ばし方だった。 ●ぎこ同ハンドアウト PCはシナリオ内の数日の間、失踪していても探されない程度には自由な身の上であ る。 推奨技能：＜聞き耳＞、＜心理学＞、＜目星＞、＜杖／棍棒／こぶし＞、RP力とリアルアイデア PCは記憶喪失の状態から探索スタートすることとなります。 （技能はそのままの値で振れますが、一部ステータス変動があります。） STR(筋力):11　CON(体力):5　POW(精神力):16　DEX(敏捷性):10　APP(外見):12　SIZ(体格):13　INT(知性):13　EDU(教育):14

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