タグ： シナリオ「Hand in Hand」用NPC

　生まれつき額に酷く醜い痣があり、そのせいで中学まで酷い苛めにあっていた（当時APP5）。１４歳の時に母親の不倫のせいで両親は離婚。資産家だった祖父に引き取られてからは生活に不自由はしなかったが、より塞ぎこむようになった。 　高校以降は前髪を伸ばし伊達眼鏡をかけて痣を隠し、人との関わりを極力避けてきたのだが、大学３年生のときに同じゼミに所属していた小林　太郎の友人である新田　光と廊下でぶつかって転んだ際に額の痣を見られてしまう。千穂は咄嗟に痣を隠そうとしたが、新田は痣を気味悪がることもなく、ただただ千穂の怪我の具合を心配して助け起こしてくれた。千穂が戸惑い、思わず「この痣、気持ち悪いですよね」と聞くと、新田はきょとんと眼を見開き「気持ち悪いというか、痛そう。痛くないの？」と逆に問いかけた。千穂が痛くはないと答えると、「それならよかった」と言って笑い、新田は小林を見つけてすぐに走り去っていった。これが千穂の初恋だった。 　大学卒業後はラテン語の翻訳家として活動をしていたが、初めて自分に優しくしてくれた新田のことがどうしても忘れられずにいた。ある日偶然町で迷子猫の捜索に勤しむ新田の姿を見かけ、大手企業に就職していたと噂で聞いていたはずの新田が現在探偵になっていることを知る。同時期に仕事の関係で仕入れたラテン語の古書の中に古い魔導書が紛れているのを発見し、「ニョグダの落とし子の召喚と従属」の呪文を習得する。新田と再会し、また人知を超えた魔術書を手に入れたのは運命に違いないと妄信し、新田を手に入れるために魔術を使用することを決意する。 　祖父が亡くなると、手に入れた数千万円の遺産で顔を整形する。そしてあの頃と違う美しい顔で、愛しいあの人と恋に落ちるのだ。千穂の計画が今始まる。 暗い茶髪のショートカットに厚い二重瞼と薄い唇が印象的な美しい女性。レースのブラウスにベージュのプリーツスカートをはいて、いかにも清楚な雰囲気があるが、低い身長と高い声のせいで「綺麗」よりは「可愛い」が似合う。

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