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「めんどくさくないそれ？面白いなら付き合うよ」 「僕も頑張るよ～任せておいて」 「ちちんぷいぷいのぷ〜い！………どう？痛くなくなった？なんちゃって」 「それ好きなの？僕も好き！」 「……大丈夫、みんなのこと守ってあげるからね」 2015医者特記:信用に+10 代々続く世襲制の医者の一家に生まれる。父親は厳格な人で、母親は父親には一切の不満を漏らさない人。上に三人姉がおり、ようやくだと待ち望まれた男の子であった。上三人にはないのに、自分だけ遊べず家に籠って勉学をする日々は幼心ながら不満があったし、であれば女の子に生まれて姉たちと遊んでいたかった。優しい姉たちのことは好きだった。 勉学はさせられるもの、の認識が強かった彼は熱心に取り組むことはあまりなかったが、地頭の良さと要領の良さが幸いし試験等の成績は悪くなかった。知識に偏りはやはりあったものの、医者となるのに困るほどではなかった。し、自分の自由に文句を言われたくなかったので必要な知識は揃えた。 転機が訪れるのは中学生の頃。父の書庫に用事があった彼はそこで父のスマートフォンを見つける。特に覗くつもりはなかったのだが、パッと画面が表示され出た文字はとあるSNSの通知で、母とは違う女性からのいやでも夜の情事を連想させるような誘い文句であった。厳格な父がまさか、とその場を慌てて立ち去ることとなる。 その日の晩、頭を悩ませていた彼は、今の今まで目を逸らし、目を背け続けていた事実と向き合う。 あまり似ていない母と姉と自分。 自分に意見しない母。 優しすぎる姉たち。 あの優しさは言い換えればよそよそしさ、かもしれない。 その後調べれば、姉たちと自分とは腹違いの姉弟であった。おそらく知らなかったのは自分だけだ。話すこともない父親。役割だけ果たす母親。どこかよそよそしい姉たち。自分が家族と思っていたそれは、あまりにも脆かった。 これは自分が目を背けてしまっていたからである。自分がよく見て、よく行動し、よく考えていたらこんなにも自分の心が重たく、また傷がつくこともなかった。知らない方がいい事もある、違う。知らないと傷つく。調べなければならないのだ。自分のことも。他人のことも。目を背けてはならないのだ。よく見なければならないのだ。 元々コンピュータには苦手意識もなく、また現代医療の関係で心得も幼い頃から叩き込まれていた。のめり込むように技術と知識を身につけていく。それはもう急速に。何かを恐れるように。何かから逃げるように。さらなる技術と知識を求めた彼が犯罪に手を染めるのは早かった。なぜ興味がコンピュータに向かったのかといえば、父のスマートフォンから情報を得たから、というその点のみだった。 高校時代にチームの初期のメンバーと出会うことになる。自分の年齢を使い、若さからの油断を誘うことは容易いことであったが、彼が年齢を隠したのは一重に対等でありたかったからだ。 今は年齢も、また性別すらあべこべに。いついかなる時も相手にとって都合のいい自分でいるために。女の子の方がいいなら女の子に。お兄さんでいて欲しいなら兄に。なんにでもなれるし、なににでもなりたかった。 一人称は僕。性格は軽薄で、明るく、よく話す。人をからかうのが好きで楽しいことも好きだが、面倒ごとは嫌い。 甘いものが好きだが、貴方が辛いものが好きであれば辛いものが好き。お肉が好きであればお肉が好き。 あまり自分のことを話さないが、聞かれれば答える。本当のことを言うかは別として。基本的にはのらりくらり適当。 自分のことを好いてくれる人のことが好きだし、周りの人のことは大好き。 2015特徴表持ち探索者 (2-5)鋭い洞察力/優れた感覚の持ち主であるため、<目星>に+30％。 経験シナリオ 20200426 かいぶつたちとマホラカルト 20200709 ミ＝ゴって食えそうだよな 志貴 右烏 20220529 ダンス・ウィズ・ストレンジ 隣にいるよ！ 20230703 まよなかあくじ ご、ごちそうさまでした…… ネタバレあり注意 ★HO2『魔女』 組織の創設時からいる。あなたは視線である。 ──あなたは高い技術力を持ったサイバー犯罪者だ。 電子ドラッグを含んだウィルスを蔓延させる事件に関わった事がある。 それに伴い人体や薬学の知識にも触れてきた。 ≪医学≫≪薬学≫に+20の補正が入る。 また、これまでの活動経験により≪クトゥルフ神話技能≫を+5成長する。 【盗聴技術】 組織のメンバーの持つ端末、及び自分が目視した事のある通信機器へハッキングする事が出来る。 しかしリアルタイムで宣言し、アクセスに集中しなければならない。 指定の端末が通話中に≪コンピューター≫を成功させれば、通話内容を得ることが出来る。 場合によってはカメラロールやメール履歴などのファイルにもアクセス出来る可能性がある。 【魔女の切り札】 あなたが何らかの技能を行い5以下の出目を出した際、≪クトゥルフ神話技能≫に成功した事になる。 その際切り札を一枚入手する。この切り札を任意のタイミングで切る事で、あなたは以下の支援を行う事が出来る。 ･どのようなダメージでも1度だけ無効にする。 ･短期･不定の狂気を即座に解除する。 ･任意の判定における出目を-30する。1以下にはならず、判定を行った直後でも可能。 ･任意の判定を必ず失敗させる。 切り札を切る際、あなたは状況を正しく把握してタイミングと対象を指定しなければならない。 シナリオ開始時点で一枚、あなたはこの切り札を持っている。

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