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おうが じん ・使用ルールブック クトゥルフ神話TRPG、クトゥルフ2010、クトゥルフ2015 ・職業 探偵：個人的な調査依頼を受けて仕事をする私立探偵。 職業特記：隠密行動が得意。〈隠れる〉に＋10％のボーナス。 ・特徴 幸運のお守り：POW+1。椛音とお揃いで買った、仁の地元であるなりこ町にある神社のお守り。 大切なもの：他人には価値のないものだが、大切な品物をいつも身に着けている。携帯電話に着けているストラップ類や、カバンなどに着けているキーホルダー類がそれであり、お揃いで買ったり、椛音が貰ったものは肌身離さず身に着けている。失ったときには1/1D8の正気度喪失。(+60％)。 ・キャラクター紹介 羽星市という場所に住んでいる男性。元々はなりこ町という町に住んでいたが、彼女と二人きりで暮らすために都市部まで出てきた。 武道の家の生まれであり、幼い頃は親に武道を叩きこまれていたが、大学時代から自分のやりたいことを見つけ、何より大切な人ができたために都市部へと移り住んで二人で暮らすことを決めた。 頼りがいのある兄貴分といった人物像であり、どんな危機的な状況であっても諦めることを忘れず、そして何よりも多くの人の為に動ける正義感の強い性質を持つ。自分には厳しい方であるが、他人には優しく、また好きな人にはとことん甘い。 実家のあるなりこ町には、たまに顔を出している。現在父とは仲が悪い訳ではないのだが、本人が苦手意識を持っているためどちらかと言うと母に会いに実家を訪れている。 ーーーーーーーーーーー以下、詳細設定ーーーーーーーーーーーーーーー ・詳細設定 王賀仁は、羽星市にある王賀道場という道場の現管理者「王賀 龍二郎(おうが りゅうじろう)」の双子の兄である。仁は所謂武道の家の生まれであり、幼い頃は父に武道を叩きこまれていたが、現在は親と武道からは離れて暮らしている。 彼の元々住んでいた町はなりこ町という所であり、彼は当然そこで暮らしていた。彼の父は「王賀 士狼(おうが しろう)」という人物であり、彼は空手の使い手であり、全国大会にも出場して好成績を収めるほどの達人であった。彼は厳格な性格であり、息子二人には当然のように武道を毎日練習させていた。仁と龍二郎は特に疑問を抱くことなく稽古を続けていたし、父はそんな二人に道場の跡取りになって欲しいと考えていた。しかし、父の思うようにはいかないのがこの息子二人である。 変化が表れ始めたのは大学生になってからのことだった。仁が真剣に空手に打ち込んでいたのは高校の終わりごろまでであり、大学生になると他に色々とやりたいことができたり、何よりも「山吹 椛音(やまぶき かのん)」との出会いがあり、彼女に夢中になりすぎてしまったことが原因で殆ど稽古もしなくなってしまった。 椛音の歌をきっかけに発展してしまった恋は、武道の家の跡継ぎになることを忘れさせ、その内に武道に打ち込みすぎていて、自分の恋の話や大学での新たな発見の事を殆ど聞こうとしない父とも距離を取るようになった。父のことを苦手意識するようになり、特に嫌いとは本人に言ったことはないが、大学を卒業後は早々に家を飛び出した。何か職につき、父の教える武道から離れる理由が欲しかったのだ。彼は前々から興味があった探偵になろうと画策していた。その結果として彼は、それなりの稼ぎを得ることのできる探偵となる。 それでも大学卒業前辺りに本格的に交際を始めた彼女はついてきてくれたので、それからは同棲し、必ず結婚して幸せになろうと誓っている。 仁の性格は真面目な部分も多いながら、楽するときは楽したいそんな性分。適当に生きているようにも見えるが、その胸の内には熱いハートを秘めている。また、好きな人にとことんついていく習性があり、そんな人から貰ったプレゼントはなんでも喜ぶ。彼女にはめちゃくちゃ甘い。それはもう彼女が可愛いから仕方がないことだが…。実はシナリオ前にプロポーズ計画を立てていた。「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ。」。見事な死亡フラグである。 ・山吹 椛音(やまぶき かのん) 大学生の後輩であり、仁の1つ年下の女性。大学時代の部活は合唱部であり、文系の科目を主に取得していた。可愛らしい外見と、何より透き通るような歌声で学内では「精霊の類」「妖精」「眩しい」などとそんな噂が絶えなかった。仁は大学に入ってからというものの新しいことの発見の連続であり、様々なことを大いに楽しんでいたが、その中で最も印象に残ったのが、彼女の歌声だったのだ。まるで、音楽の神に導かれたかのようにしてふらっと立ち寄った部室に、彼女の姿があった。「素敵な歌声だね、まるで夏の山々を歩く中で川の潺を聞き取って、そこで君の髪や目のような透き通るような美しい小川を見つけたようだよ」。余りの美しさに感極まって仁が彼女を口説いてしまった所から関係性は始まった。最初は戸惑った椛音であったが、それから話してみると何もかもが楽しく、まるで既に知り合いだったかのようにして意気投合。それ以降は大学で頻繁に会うようになった。やがて二人の距離は縮まり、大学卒業前辺りから本格的な交際をスタートした。彼が実家が嫌になって家を飛び出し、探偵となった後もついてきてくれた。現在は探偵事務所の近くにあるアパートで二人で暮らしている。もう付き合って数年にもなるが未だに熱が冷めることはなく、椛音の方は、婚約の言葉が彼の口から出るのを今か今かと待ち侘びている状態である。 実は仁と椛音はなりこ町に居た頃の幼馴染で親友であり、大変に仲が良かった。しかし、なりこ町で過ごした小学生時代の終わりに、椛音が親の都合で町を出て行くことになったことによって二人は引き裂かれてしまう。 その時のことは、仁はぼんやりと覚えているのだが、仁は目の前に居る彼女が、幼き頃の親友だったという事は分かっていない。一方の椛音はその時の事をはっきりと覚えている。小さい頃に「私たち、将来は結婚しよ！」と約束したことを覚えているのは椛音だけである。椛音は突然口説いてきた仁の話し方や雰囲気、そして名前から、彼が小学生時代を共に過ごした親友であるということはすぐに思い出している。椛音が比較的すぐに仁を好きになったのもこれが理由だが、対する仁はそのことは覚えておらず、自分がここまで自然な流れで彼女のことを好きになった理由を知らない。昔のことは朧気ながら覚えているので、椛音に言われたら、恐らく思い出すだろう。 ・王賀 龍二郎(おうが りゅうじろう) 仁の双子の弟であり、父と同じく武闘家の道を選び取った人物。「新座 満(にいざ みつる)」の通う王賀道場は所謂二号店というものである。龍二郎は父に教わった武道を続け、自分もそれを極めようとはしたが、彼が目指したのは空手の極意ではなく、より新しい動きを取り入れたものであった。伝統を大切にする父は、代々継がれてきた道場で新しい技を始めることを頑なに認めなかった。このため、彼はなりこ町から離れ、自分の道場を羽星市に持っている。弟である龍二郎は龍二郎で、兄が父を嫌って家を出たことを知っているので、兄のことが心配で羽星市までついてきた節がある。 ーーーーーーーーーー以下、通過シナリオーーーーーーーーーーー ・通過シナリオ一覧 傀逅： 俺たちは二人で戦ってるわけじゃない。みんなと一緒に、戦ってるんだ。

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