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花菱 京(はなびし みやこ) 28歳。 職業はAD。針金のような男。 上司からは頼られ同期から毛嫌いされ部下から畏れられる、仕事に手抜かりがない奴。「花菱さん」とか「花菱先輩」などと呼ばれているが、割と本人がいない場所で「ちょっと今日のみやこちゃん不機嫌じゃん？」「生理かな？近寄らんとこ」とか言われてる。聞こえてる(感覚過敏による聞き耳75) 実は心は女性なのだが隠して生きている。女性の格好をしたりはしない。酔い潰れたり発狂すると口調にボロが出ることも……？ 大昔女性向けアイドルを目指してグループに入っていたが、性別に疑問を持った辺りで身が入らなくなった。事故で足を骨折したのを機に離れた(DEX4の原因か？)が未練は微妙にある。(昔取った杵柄のダンス:40)ADになったのはそれらの近くに居たいからかもしれない……。 私生活だとズボラで精神がよわいインドア派。辛いことがあるとお酒に頼りがち。ストロングゼロの普通缶の後にロング缶空けて翌日死ぬタイプの人。弱くはないけど飲み方が危ない。会社の飲み会とかでは大体セーブします。 当然の如く独り身。今後の人生の事を考えようとすると脳が拒絶する程度には不安。こいつは果たして幸せになれるのか…… 「花菱と申します。今回はかねてからの企画についてご相談が」「恐縮です、ではこの通りに」 「ふぅん。それで上手く行ってるならいいけどもな。」「遅い。せめて出演者より前に来い」 「…ッあ"〜……疲れた……もぉお……！」(玄関で突っ伏す)「私ってそんな嫌な奴？ねぇ、おい」(酒入りのダル絡み) シナリオ(法のその先)後の花菱 後遺症:幻覚。自分の1番苦手な人が視界の端に見え続ける(苦手な人:誰も救えなかった自分)5ヶ月間 神経衰弱 外つ国に居る間と、日本に帰って数週間の間、花菱京は大層忙しかったろう。 警察などへの諸々の説明、遺族への謝罪、会社への報告、この企画の始末について、などなど。 この針金のような男にいつもの、比較的穏やかな日々が帰って来たのは1月後のこと。 しかし、それから1週間もしない内に、彼の何かはぷつんと切れた。 職場で昏倒した京は、しきりに髪を掻き毟り自分の右腕を執拗に血みどろになるまで痛め付けながら「ごめんなさい」「申し訳ありません」と謝罪の言葉を口にし続けていたという。 彼は勤めているテレビ会社を退職。 今は療養がてらローカルなテレビ局で演出として働いているんだとか…… 改めまして、彼は花菱京 長身痩躯で片目隠れ、鈍い青の髪に煤竹色の瞳の男。女性の心と誰も救えなかった業を、一生背負って生きていく 彼の右手は奈落までは届かなかった

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