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僕には人生でこれだけは譲れない好きな景色があった。 何度昇っても、幾度同じ景色を写真に収めようとも、違った側面を見せてくれるあの山が僕は大好きだ。 だから、彼に興味を惹かれたのはある種必然だったのかもしれない。 出会いは偶然、その一度限りだったけれど、今でも彼の言ったことは鮮明に覚えている。 『僕にとってここは故郷のような場所なんだ。 どんな山に登っても、一度登れば満足してしまう。 だけど、ここは違う。 朝日岳は高さなんて関係なくどこを切り取ってみても味わい尽くせない自然にあふれている。 ただ辛いだけの環境が登山のすべてじゃない。 こういった自然を純粋に楽しめる環境こそ登山で最重視するべきものなんだ。 多くの登山家はどこの山を登ったという経験と名声に目が眩んでしまう。 そうじゃないのさ。大事なことは環境に触れ、溶け込み、自らもそれを享受する。 自然を制覇するんじゃない。そもそも僕たちは自然に勝てるような大きな存在じゃない。 だから僕は山に登るんだ。この自然の営みを、少しでも共有してもらえるように』 彼のことはかねてから知っていた。 なぜ気になっていたのかは分からないが、興味もあった。 この時、僕は何故彼に関心を持っていたのか理解できたのだと思う。 彼は紛れもない本物だ。 掛け値なしに、彼が追い求めるものだったら何一つ不満を言うことなく満足できる。 『僕は必ず過酷な環境に挑戦する前にはこの山に来るんだ。 次の山はかなり過酷な場所だって聞いている。 登山家はいつ命を落としてもおかしくない。 だからこそ、故郷の景色は必ず目に焼き付けておきたいんだ』 思わず口が動いていた。 『その挑戦、僕も付き合うよ。 君の自伝の１ページを僕に記録させてほしい』 ----------------------------------------------------------------------------------------------- ・PC補足 登山家をベースとして作成しているが、設定としては記者兼写真家が本業となっている。 朝日岳の写真を撮りに頻繁に訪れているため、体は一般的な記者と比べてかなり鍛えられている部類になる。 ガタイがめちゃくちゃいいというより細マッチョ系で線は細い。 ・立ち絵イメージ https://picrew.me/image_maker/303860/complete?cd=nWi1CatWqN ・特徴表 影が薄い　隠れる、忍び歩き　+20％ 斜め上からの発想　KPが色々と教えてくれるよ 〇踏破シナリオ ・狂気山脈 一言「山登ったよー」 iro https://charasheet.vampire-blood.net/3061180 瀬戸 https://charasheet.vampire-blood.net/3058904

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