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【職業ボーナス】 医師:《信用》に10%加算 【特徴表】 ① 天気予報士:空をみて〈アイデア〉に成功した場合、(1d6+1)時間内の天気を予想できる。 ② バイリンガル:EDU×5%を３つまでの《他の言語》に割振れる。 【特殊技能(シナリオ内限定:紡命論とシンギュラリティー)】 貴方は《 薬学 》 で 回復できる、ダメージを与えられる数値が 1 ｄ 3+3 となる。 これは《薬学》を《戦闘技能》としても使用できることを意味する。 【表設定(シナリオ内限定:紡命論とシンギュラリティー)】 ＜性格＞ 　　　一見すると、堅苦しい感じの男性に見えるが、話してみると意外と物腰が柔らかい。指導医としての資格は持っていないが、同じ麻酔科医を目指す研修医に質問されると事細かく教えてくれる。 　　　アスクレピオスのテスターとして選ばれたチームのメンバーは、どうも彼は「感謝」の言葉を掛けられることが苦手である、ということに気がつく。 ＜背景＞ 　　彼は幼い頃から己が父を一人の医師として尊敬するような眼差しで見ていて、その背中を追いかけるかの如く、医師への道を進み始めた。彼は秀才であった。弱冠16歳にして高校を中退し、アメリカのミスカトニック大学の医学部に進学した。凄まじい速さで教わることを吸収し、大学を卒業後は日本で医師免許を取得し、僅か26歳で麻酔科医としてフリーランスとなり、各地を転々としていた(google先生によると30代前半で麻酔科医としてやっと働けるのが普通らしい)。 　　今回のアスクレピオスに対しては非常に興味を持っており、きっと医学の進歩に大いに役立つものであると考え、同時に、そのテスターとして選ばれたことに喜びを感じている。 ＜趣味等＞ 　　幼少期は田舎で過ごしており、あまり同年代の子と同様に遊ぶことは少なかったが、虫に触れ合うのは好きである。また、空を見て、数時間後の天気を予測することが得意で、学校では、天気予報ですら当たらなかった天気を言い当てて友達を驚かせたりしていた。今、勤めている病院は私服通勤で良いはずなのだが、何故か律儀にスーツを着てくる。スーツに非常に愛着があるのか、ちょっと汚れただけで、声にならないような声で呻く。最近は海外の映画を見るのにどハマりしているとか。 【裏設定(シナリオ内限定:紡命論とシンギュラリティー)】 裏HOから掘り下げたもの。多分裏HOを知ってないと?って感じ。 『白き蛇の死』の血族である彼は、物心つく頃から『死神』である父親からその教えを受けてきた。血筋によるものなのか、幼いながらもその教えを素晴らしいものだと感じた彼は医者を目指すために勉強に明け暮れるようになった。 正に秀才と呼ぶに相応しい人物で、進学校として名を馳せていた高校でも周りからは一目置かれるほどの存在であった。しかし「ただ、医師になるだけでは駄目だ、それに見合った人物が『死神』足り得るのだ」と考えた彼は、高校を一年足らずで中退しアメリカのミスカトニック大学の医学部に進学した。アメリカで医学を修めた彼は日本へ帰国した。医師免許を取得し麻酔科で研修医として経験を積んだのちに麻酔科医として日本の各地で仕事をするようになった。 27歳の時、ついに『死神』として初の’仕事’が与えられた。そこで、初めての患者に言われた「ありがとう」の言葉に彼は今までの努力が報われたのを感じ、また、この初仕事で現代の医学が完璧で無い故に『安楽死』は救済となるのだと実感することができた…。 しかし、今から約3年前、彼の考えは揺らぎを見せ始める。 　 それは他の’仕事’と同様、指定された病室に向かい患者と対面した時のこと。彼は衝撃を受けた。かつてミスカトニック大学に在籍していた時の恋人の変わり果てた姿がそこにはあった。本来、『死神』を考慮して、その知人に対しての施術は行われないこととなっている。しかし、彼女とは渡米中に付き合っていて、期間もそれほど長くは続かなかった、そのため、『白蛇』も感知できなかったのかもしれない。それでも、もしかしたら彼にとっては短い期間だとしても、'仕事'以外であれほど熱い想いをしたのは初めてだったのかもしれない...。彼女には既に光はなく、体を動かせない程、病に侵された状態だったのである。...施術は淡々と行われた。ただ、最後に、彼女は自分を救ってくれた誰かに対して「ありがとう」と言葉を残し息を引き取った。 　　あの施術は間違っていなかった。だが、正しい事であるという自信を持つことが彼には今でも出来ない。 　　そしてその3ヶ月後の仕事で、その揺らぎを嘲笑うかの如く、施術を施したはずの患者は姿を消した。

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