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民草を平和に導かんと停滞した王制を敷く国王ーー父に対し、個人として好意的な感情を抱くことはなかった。 緩やかに衰退していく国を憂いつつも、それもまたひとつの王の在り方だ、と静観。 しかし、無意味に反抗しても消耗するだけと蟲の王にただ蹂躙されることを良しとした日から、彼女の胸に反逆の炎が灯る。 その後、革命軍を立ち上げ国王を討ち取り、スイショウドクロ5世となった彼女は、勝利こそが全てだと思うこむようになった。 一度たりとも敗北を知らぬ王に、人々を導くことができるのか。 宗教　「勝利教」 主神：ビクトリー　神格：4　信者5000人 象徴：戦争、勝利、戦士、略奪 加護：狂信「散漫」、悪を討つ一撃、悪魔「鬼族」、悪魔「魔獣」 制約：破門、正直、凶兆、犠牲 ・戦歴 #はじめての王国 GM:柿ピー PL:虎の尾を踏むインヤン、湯上りは親でも惚れるルージュ、冗談にも程があるオニャンコポン 前国王である父を斬首することにより王位継承し、スイショウドクロ5世となる。 その際敗残兵が背反、戦闘となるが危なげなく撃破する。 戦闘においてさして問題はないが、編成、または国政などはまだまだ学ぶことが多いようだ。 余に、私に、国づくりができるのか。 #革命の朝 #マヨネーズキングの野望 2.5 ・オープニング(作:GM柿ピー) #はじめての王国 かつて百万迷宮における、戦国の世と言われる時代のさなか。 南方蒸気同盟、回転妖精首長国などの国を傘下に含み猛威を振るったとされる連合国があった。 天階狼連合.かの国は天階までをも自らの牙で食らいつくさんとの勢力を誇っていた。 しかし数々の迷宮変動や長年のモンスターからの襲撃により彼らの持つ牙は少しずつ、だが確実に削がれていくのであった。 そして現代、小王国時代。 数々の王国が乱立し確かな力をつけていく中。 かつての力を取り戻すことは不可能と断じた天階狼連合第四代国王、スイショウドクロ四世は自国のさらなる発展ではなく現状維持に力を注いでいた。 そして、統一迷宮歴2020年、虫の王襲撃の際民を犠牲にし、軍部の消耗を恐れ静観を保つのみであったスイショウドクロ四世に対し第一王女が反発。 ３名のランドメーカーを引き連れ革命軍を組織すると宮廷を掌握。 父である国王の首をその手に、彼女は自らをスイショウドクロ５世と名乗り天階狼連合の国王となったのだ。 #革命の朝01 統一迷宮歴2020年,第一王女の反乱により天階狼連合は 王家直轄領を手に入れ、かつての栄光を取り戻さんとする元第一王女、スイショウドクロ５世 旧回転妖精首長国領、現在の中部に位置する領土において独立を宣言する妖精大公ザナドゥ 旧南方蒸気同盟領にて第一王女を逆賊とし、自らが正当なる後継者であると宣言した第一王子シュバルツ 彼ら３人が率いる勢力によって、３国に分かれ、混沌を極めていた。 勝利、安寧、義勇。異なる信念を持つ３国が相容れるはずもなく、 スイショウドクロ５世は旧回転妖精首長国領に向けて進軍を開始する。自らが望む勝利を手にするために。 #革命の朝02 天階狼連合における君主とは、連合を立ち上げた初代国王が纏っていたとされる国宝、君主の衣を手に入れたものが国を率いる力を手に入れると言われていた。現在、国宝は旧南方蒸気同盟領にある宝物庫にて保管されている。宝物庫に立ち入るには歴代国王、およびランドメーカーに受け継がれてきた神星言にて構成されている特殊なパスワードが必要であった。しかし現在、前王およびそれに仕えしランドメーカーはスイショウドクロ5世により殺されており宝物庫へと入るためのパスワードを知るものは爺やのみであった。爺やを捕らえ、宝物庫が存在する旧南方蒸気同盟領を占領する第一王子シュバルツ、王家直轄領、旧回転妖精首長国領、マヨネーズキングダムと、広大な領土と多数のランドメーカーを有するスイショウドクロ５世。どちらが天階狼連合の真の王となるのか、その戦いが今始まろうとしていた。 ・演説 愛する国民よ。 我々は蟲の王の襲撃により、長く疫病が蔓延し飢饉に苦しめられた。 前王はそれを目の当たりにしながらも、死するまで抗することはなかった。 それは何故か？ "敗者"だからである。 醜い害虫どもが自由に宙を飛び地べたを這いずり回り、民の命が摘まれていく様を、指を咥えただ受け入れた。 それがあの惨状だ。 しかし、そんな前王の怠慢に今、余は終止符(ピリオド)を打ったのだ。 敗北主義の時代は終わりを告げたのである。 とはいえ、天階狼連合の今に変わりはなく、未曾有の窮地に立たされたままだ。 今や国民は30人程まで減ってしまった。 だが、悲嘆することはない。 この暗い闇の底で堪え続けてきた我々は、弱者ではあれ敗者ではないのだ。 その顔を上げよ。 我々を忘却の彼方へと追いやり胡坐をかいた者どもの喉元を食いちぎり、天階と深階の狭間には思いもよらないことがあることを思い出させてやろう。 故に、今はただ勝ち続けるのだ。 その先に、答えはおのずとついてくるであろう。 さて、ここまで耳を傾けてくれた愛すべき国民よ。 皆に問おう、勝利は好きか？ 余は好きだ。大好きだ。 再び問おう、皆よ。 愛すべき国民よ。 皆は一体、何を望む？ (余はここに、天階狼連合国王スイショウドクロ5世に戴冠したことを宣言し、皆の望みを叶えると誓おう。)

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