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徳紗　茉名斗　男性　37歳（外見18才） 一般的な家族で育つ。普通に仲が良く、普通に幸せな家族だった。 しかし、気づいたころには家族全員の関係が冷え切っていた。 高校2年のときに母が新しい男性と蒸発。 それから荒れ狂った父は高校3年生の時に自己破産し一人で逃走。 （父が荒れてた頃、彼もまた学校で荒れていた。） 多大な借金と一緒に残されてしまった彼も、呆然としながら一人でほっつき歩くようになる。 そんなある日、あまり見かけない女の子を連れた一人の男性を見かける。 直感で誘拐だと分かった。 「おいおっさん、誘拐なんかして楽しいか。」 そして、気が付くと、そう声に出ていた。 警察を呼ぼうとした瞬間に男性に襲われる。 取っ組み合いになり、何度も暴行されるが、近くにあった鈍器か何かで反撃をした。 気が付くとその男は動かなくなっていた。だが、もう何もない彼にはそれすらもどうでも良いと感じた。 そのまま女の子を抱えて警察に向かおうとしたところ、女の子の父と思われる人が現れる。 「君は……助けてくれたのか…。」その質問に無言でうなずく。 そしてその子を父親に返す。 その時の父親の反応が、表情が、彼もかつては両親から向けられたものと一緒だった。 その時の彼の表情は、まさに「羨望」だった。だが彼は自分がその表情をしてるなんてことを知ることはない。 父親にはきっとそれ以外の感情も伝わり、彼に契約の話を持ち掛ける。 その後、執事として伽環家に、七夜に仕える。 最初は妬ましい気持ちもあったかもしれない。 だが彼女の優しさ、いろんな一面に触れて、今は心の底から愛している。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 七夜ちゃんが落ち込んだ時や、疲れているときにこっそり頬っとケーキを作ってあげる。 （勇逸作れる料理（？）彼は料理も裁縫もてんでダメ。） 七夜ちゃんは実はジャンクフードが好きなので、こっそり〇ドナルドに連れていくこともある。 （二人の秘密だお） 七夜ちゃんが幼いころに彼の髪を結いたいと言い始めた。 仕えてる身なのでいかがなものかと思ったが、まぁ少しくらいならと思ったのだがこれが現在に至るまで二人の日課となる。 （そのためだけに彼は今も髪を伸ばし続けている。唯一七夜ちゃんと普通に触れ合うことが許される時間だから。）

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