タグ： 狂気山脈 影取り

　かつては「。しか登れない山はない」とまで謳われた登山家し、殺人による逮捕歴がある。また、事件発生の際に起きた争いで顔面を大きく負傷しており、それを隠すためにマスクをかぶっている。 　彼が起こした事件とは、八薙の友人がDVを行っていたところを偶然彼が目撃し、止めに入った際に誤って殺害してしまうというもので、本人に殺意がないことが立証されて懲役は5年となったが、友を殺してしまったことの影響による精神崩壊を起こし、刑務所内で自殺を図ろうとしていた。 　そこにDV被害者である唐野　光（とうの　ひかる）から面会希望の希望を受け、どのような罵詈雑言を浴びせられるのかと考えながら席に着くと、第一声でガラス越しに彼から告白を受ける。その意図はどうやら「ここで死を選ぶなら、どうか自分のために生きてほしい」という、どうにかして八薙をこの世に繋ぎ止めたいという願いかららしく、それに面食らった八薙は贖罪も兼ねて彼と共に生きる決断をする。 　今回の狂気山脈へは「これから罪を背負うための第一の試練」という、自分の中で一つのケジメをつけるために登頂する次第だ。 　ちなみに、料理スキルは山上キャンプなどで磨かれているため、かなり高い。 設定１　唐野　光（とうの　ひかる）　19歳 　八薙十郎の友人であった唐野晴彦（とうのはるひこ）の実弟。 　幼少期から兄による虐待を受けており、その影響で内向的な性格になってしまったが、八薙と付き合い始めてから明るくなった。 　よく女装をしているが兄の趣味趣向によって無理やり着せられていたのが自然体となってしまい、むしろ女装をしていなければ落ち着かないレベルになっている。 　ある時家に訪問してきた八薙に一目惚れしまい、それから兄の虐待を受けても彼のことを考えていれば楽に乗り切れるようになったという。 　現在は専業主夫としてマンションで暮らしており、基本的には働きに出ている八薙の帰りを待っている。同棲のために家事全般は特訓済みで、何でもこなすことができるが、彼がいるときは少し甘えたがる傾向にある。 　

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