タグ： かつどんの探索者

■かんだ　しんたろう／神田　慎太郎 41歳　¦　男　¦　放浪者 ということになっている。 ■かいおう　まじゅつ／皆王　真述 享年41歳　¦　男　¦　精神科医、執行済死刑囚 ＜医者＞＜大学教授＞ベース ■特徴表 26：アウトドア派　¦　＜ナビゲート＞＜博物学＞＜追跡＞＋20% 38：信頼のおける人　¦　＜言いくるめ＞＜信用＞＜説得＞＋10% ■呪文 平凡な見せかけ ■性格・生い立ち 小さな診療所の精神科医。情に厚く涙もろい、いわゆる熱血お父さん。ご近所さんにも子煩悩で声の大きいお父さんとして親しまれていた。ピクニックや探検が好きで、家族とよく洞窟巡りなどに出かけていた。もともとの強い知識欲もあり、さまざまなことに広く深く興味を持っている。自分の息子にも幼いころから六法全書やフロイト、ハイデガーを読ませては妻に「早すぎるわよ」とたしなめられていた。息子の自由工作（ねんどで苦心して作ったトリケラトプス）を、寝ている間に親心でこっそり手伝おうとして四肢をもいでしまったことを、どう切り出して謝ろうか悩んでいる間に逮捕・判決・死刑執行が済んでしまった。うっかり。 診療所を営む傍ら何をしていたかというと、反社会性パーソナリティ障害、衝動制御障害、演技性パーソナリティ障害、諸の行為障害などを持ち、なおかつ「治療に積極的でない」患者に対して、症状を抑制するのではなく助長させることは可能なのか？またその結果何が起こるのか？それらを検証するため、「君は悪くない」と唱え続けた。彼らの問題行為が先天的な人格障害に起因するものであるとするならばそれを抑制することはすなわち人格という個の抹殺を意味する。人間をこよなく愛した皆王にはそれは非常に悲しいことに思え、彼らが衝動のままに生きられるよう手ほどきをしよう、そう思ってのことである。それもあるが、９割は単純に手に取るように人間の行動心理が操作できるのが楽しくてついつい・・・というかんじ。実際、研究資金や邪魔な人間の殺害なども患者を教唆して行っていたため王道で最悪の人ではある（ふつうにそうでは？）。そうして数多の犯罪者予備軍を生むうちに元患者たちによって肯定者たる皆王を神とする一種のカルト的組織が生まれていた。鼠算式に異常思想持ちが増殖し、ついに平成初期に犠牲者200人近くに及ぶビル占領テロ事件が起きる。患者（信徒）たちに対しては慎重に自身の関与の隠蔽するよう言い聞かせてきたが、事がここまで拡大するとは思っていなかったのであ～これだめかもしれんな～（のんき）と思っていたら案の定一年後に事のすべてが露呈。自身は一切殺人に関与はしていないものの、教唆した相手の数・最終的な被害の甚大さ、未必の故意がありながらここまで続けてきたことなどを鑑みて異例の死刑判決となった。教誨室では逆に教誨師に「苦労の多い仕事だろう、よく休むといい」と労い、執行官にも同様に告げた。こんなに出したくないCS、ないな・・・。 「いやいや、先生だなんて！皆王でいい。よく来てくれた、貴方に会えて本当にうれしいぞ」「やあ！よい朝だな田中さん！今日のご気分はどうだ？」「多くの場合、被虐待児の人格障害の原因は前頭前皮質の機能不全です。一度変質した脳は二度と元の健康なかたちには戻らない。お母さま、今なら間に合います。息子さんを傷つけたいわけではないことは私にも重々わかる。旦那さんとは一度距離を置きましょう、行政の方に知り合いがいる。引っ越しやプライバシー保護などの支援はお任せください。こちらは母子サポートセンターの資料です。私は、必ずあなたの味方でいると約束しましょう。困ったことがあったら、いつでも私に」「殺してしまいたいならそうすればいい！私は法ではなく君の味方だ、君が君の意志を大切にするための手伝いならいくらでもする。現場の処理を簡単にしたいなら最も良いのは絞殺だ、血が出ないからな。動脈ではなく気管を潰すイメージで。遺体は捨てても良い布かシート、それか浴室で可能な限り細かく裁断するといい。県境に適当な山がある、あとはそこに埋めればいい。森の中でもなるだけ土の柔らかいところを探して、２～３メートルまで掘る。ああ、歯はダメだぞ！身元確認を容易にする。海か川に流すといい。君ならきっとうまくやれる。君の悲願が達成されることを祈っているよ。なあに心配は無用だ、バレやしないさ。多少ぼろが出たって、彼の死を祈る連中ならごまんといる。うまくやれば彼らにとっても君は英雄だ。約束するよ」「人は好きだ。それぞれの悩みや疾患を通して彼らの人生を知ることのできるこの仕事も、心から愛している。君らには世話をかけたな。心配しなくても自殺なんてしない、監視は必要ないよ。……もう行ってしまうのか？なんてことだ！話足りない、また明日もどうか会いに来てくれないか。……私との会話は10分以内に限られている、と。そうか、嘆かわしいことだ。上に伝えてくれ、「できれば毎回違う人に会いたい」と。いかんせんそろそろ退屈でな。それでは、またいつか。……もう少しだけ？　ふふ、いいとも。つらいことも多いだろう、ゆっくり話していきなさい」（こののち複数の看守が受刑者を擁護するような発言を繰り返したため懲戒処分となった） ■イメージソング 　：阡年と螺旋、散るものを - sasakure.UK 　　🔗https://youtu.be/CDMzi3sXF2M

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