タグ： ｱｲｻﾞﾜ ﾚﾓﾝ

[信念]☆ 10:「運動員/活動家/フェミニズム」など →『 ニヒリズム(虚無主義)』への系統(主に梶井基次郎への心酔)。※以下は読まなくてもいいです。 ▽でニヒリズムあるいは虚無主義とは。 この世界、特に過去および現在における人間の存在には意義、目的、理解できるような真理、本質的な価値などがないと主張する哲学的な立場である。大きく分けて2種類あり、 １：何も信じられない事態に絶望し、疲れきったため、その時々の状況に身を任せ、流れるように生きるという態度（弱さのニヒリズム、消極的・受動的ニヒリズム）。 2：すべてが無価値・偽り・仮象ということを前向きに考える生き方。つまり、自ら積極的に「仮象」を生み出し、一瞬一瞬を一所懸命生きるという態度（強さのニヒリズム、積極的・能動的ニヒリズム）。 ＝檸檬は①に該当する。あるものをあるがまま受け入れ、長い物には巻かれろ精神。 [重要な人々] 1:「親」 →両親 [何故彼らが重要なのか] 4:「彼らを不当に扱い、和解を求めている」 →遠くにいる親との仲直りを求めている。 [意味のある場所] 6:「信念に関連する場所」 →裏山の桜の小道 [秘蔵の品] 2:「貴方の職業にとって不可欠なアイテム」 →iPad+キーボード [特徴] 4:「快楽主義者」 →自分が楽しいと思う事に大して非常に素直。 ​───────​───────​───────​───────​─ □梶井基次郎について。 小学生の時に「自分の名前の由来を聞いてこよう」という宿題が出た際に、母が1番好きだった小説を書いた人物として出会う。それからというもの梶井基次郎の作品にすっかり心酔してしまい、特に『櫻の樹の下には』に深い感銘を受けた事により後の性癖を大きく狂わされた。 「桜の樹の下には死体が埋まっている」という言葉を信じており、逆説的に「桜の樹の下に死体を埋めれば美しく咲くはずだ」と思っている。結果的にこの思想が先輩である鳴海 馨の犯罪を手助けするに至る理由となった。 □ニヒリズムについて。 梶井基次郎に傾倒していくにつれ、作品の主題である「寂寥感」や「孤独感」「虚無主義」に触れていった。しかし梶井基次郎の美しくも清澄な雰囲気と異なり、檸檬の作品は「生々しく鬱々とした虚無感」を感じさせるものが多い。 読み終わった後の後味の悪さと、なんとも言えない冷めた余韻が特徴的。高校2年生で賞を受賞してからかなり偏ったファン層に人気。かと思えばポイと万人受けする青春小説を書いたりもする。出版社からは「情緒不安定作家」と陰口を叩かれていたり、いなかったり、いたりする。 代表作は処女作であるノンフィクション小説『涅槃雪』や中編小説の『朝霧』、青春長編小説の『冷たい君』など。 □両親について。 幼い頃に育児放棄を受けており(幸いにも死亡することなく成長した)、高校時代にそれを題材としたノンフィクション作品賞に『涅槃雪』という小説を書き応募、優秀賞を取ったが世間的に両親が大炎上し警察沙汰になった過去がある。現在は両親とは引き離され、両親の実家が建てていた家に1人で暮らしている。 息子に裏切られたと感じている両親には「捕まって欲しくて小説を書いた訳ではなく、ただノンフィクションだというからその通りに書いただけだ」と主張し時々会いに行っているが、和解の道は遠い模様。 □裏山の桜の小道について。 元々は父方の実家が所有していた裏山で、春になると立派な桜が鮮やかに咲き誇る山道。昔は山全体を業者に任せて管理して貰っていたが、今は檸檬が1人で整備をしている為あまり整えられてはいない。しかし桜の小道だけは熱心に世話をする関係で石畳の敷かれた大層立派な区画になっている。昔、桜が病気にかかり何をどうやっても上手く咲かない日々が続きノイローゼ気味になっていたことがある。 かくして数年後、美しく咲く桜の樹の下には、鳴海の殺した屍体が埋まっている。 ​───────​───────​───────​───────​─ 最近、米津○師が発表した曲のせいであだ名が「米津」になりつつある小説家。訳あってまぁまぁ大きな家に1人、山付きで住んでいる。土砂崩れが心配。 小学生の頃に梶井基次郎の小説『檸檬』と出会い、以降ずっと小説っぽいものを認め続けていた。年々それっぽいものが出来上がっていき、高校で文学部に所属している時についに賞を受賞した。 高校時代、自筆の小説を褒めてもらった事で仲良くなった科学部の津島 由乃という人物がおり、彼の友人として鳴海 馨と知り合った。後に恋人だった事が発覚したが、特に気にすることは無かった様子。 檸檬が22歳の時に由乃が科学実験中の事故で大怪我を負った事を風の噂で知るも、連絡先すら知らなかったのでただ心配するだけに留まるのみであったが2年後無事に再会を果たす。 久しぶりに会った由乃は車椅子になっておりたまに記憶も不確かになるが、また檸檬の小説を褒めてくれる記憶のままの人だった。鳴海にきちんと断りを入れ、たまに読み切りや短編小説を書いては担当の前に見せ意見交換をしている。 ある日夜の道を歩いている時、路地裏で運命の死体に出会う。簡潔にいうと大通りから死角になる場所で人が死んでいた。 何度試しても工夫しても桜が上手く咲かず、薬を変えても土を変えても弱っていくばかりの様子にノイローゼ気味になっていた檸檬はいっそこの死体を樹の下に埋めれば綺麗に咲くのではないか？と思い至る。どうにか運べないかと画作するも夢中になり過ぎて後ろから近付いてくる足音に気付けなかった。声をかけられ振り返ると、そこには鉄パイプを振り上げるジ○の兄貴ではなく、高校時代の先輩である鳴海が立っていた。 丁度死体を探していた檸檬と死体の処理をしようとしていた鳴海の利害が一致し、死体は無事に會澤家裏山の桜の樹の下へと埋められた。それ以降も、鳴海が誰かを殺す度に死体を肥料にするため埋めている。いつか口封じに殺された時は、その年で1番綺麗に咲くであろう樹の下で弔って欲しい。 あまりにも桜が好きで、生態や育成について調べに調べまくったついでにあらゆる<植物>や<植物学>の知識も手に入ったが、あくまで本命は桜。 <オカルト>や<歴史>は小説のネタとして古今東西色々な面白い話や逸話などを日頃から吸収しているため身に付いた。 <他の言語(ドイツ語)>は大学で少しだけ専攻していた為。理由はなんか格好良かったから。 <心理学>と<人類学>は人間観察が癖になっているのと、少しだけ興味があり調べた過去がある故。知識としての人類学と、知識を元にして実技で身に付けた心理学といった感じ。 根本的には人好きのする性格で、ちょっと偏愛気質だっただけの一般成人男性。だいたいニコニコしているし人間は好き。人間より桜が好きなだけ。倫理観はしっかりしている。 痛いものは痛いし人を虐めてはいけない。ただ、「桜」の愚行に関してはそもそもの性格と尊敬する先輩が人を殺めた理由に共感しただけである。 当たり前だが、人を殺す事は犯罪である。 空想の世界では自由でも、外に出てはならないものというのは存在すると知っている。でもあの時暗闇の中でふと立ち止まってみて、「このままなる先輩が捕まったら由乃さんはどうなるのだろうか」と思った事が全てだった。 闇に塗り潰された看板がやけに目に付いた、蜩の鳴く夜だった。 好きなもの：梶井基次郎、桜、うどん、丸善 嫌いなもの：レモン（酸っぱいのが苦手）、魚(骨を取るのが面倒臭い) 誕生日は2月2日 ​───────​───────​───────​──────── [クリアシナリオ] (*＝愛造卓オリジナルシナリオ) ・ ・ ・ ・ ​───────​───────​───────​──────── [人間関係] ・鳴海 馨＝高校の先輩。共犯者。(なる先輩) ・津島 由乃＝高校の先輩。(由乃さん) ・双葉 空＝同じ出版社の同い歳。デビューが早かったので立場的には後輩に当たる。(ソラ先生) ・ ・

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ