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設定： 複製体のオーヴァード。 元はFH組織の実験体。 強力なオーヴァードの能力を引き継ぐべく作成されたデザイナーベビーの1人であり、失敗作。 中途半端な能力しか引き継げず、出力も低めであって、薬品投与のモルモット代わりに飼われるのみだった。 しかしおかげで成功作が課されるような任務もなく、薬の副作用が致命的でさえなければ生き残る事ができた。 転機は研究所がUGNによって壊滅させられた時。 任務に参加し手を汚していた成功作が捕まるか倒されている中、無害だった彼だけが保護されることに。 以降はUGNのチルドレンとして生活する。 彼自身は自分を救ってくれたUGNに恩返しをしたいと努力する日々だったが、複製体元の半端な能力しか扱えず、その力は長い間低いものだった。 二度目の転機はアカデミア行きが決まった事。 ディオゲネスクラブの動向を本島へ伝えるUGNエージェントとしての役割を期待されたもので、そして能力に伸び悩む彼を教育機関で成長させたいと願う者の計らいでもあった。 そこで彼は次第に力を身につけていく。 唯一の能力を効率的に扱う方法を身につけ、応用として戦闘にも使える技を覚えた。 ディオゲネスクラブとの交戦時にもその実力を発揮し敵を倒す事ができたほど。現在使用している槍は、ディオゲネスクラブの敵が落とした戦利品。 その戦果は本島のUGNも認めるほどで、しかし学園島ではあまり知られていない。 入学当初のランクであったCランクが広く知られている他、本人がなんとも小物らしく強いイメージがまるでない事が原因。 いつかSランクになり、自分の実力を周囲に認めさせ、華々しく活躍するのが今の目標。 能力： 微弱な電流を操る力。 長らく力不足を悩ませてきた原因。 敵を攻撃できるほど遠距離へ飛ばせず、ダメージを与えられるほど出力も上がらない。 アカデミアに入学してからは能力開発の方向性を変え、それが大きく実力を伸ばすきっかけになる。 関口香西の教えの元、能力に頼らない武術を学び戦闘能力を得ることに。 また、微弱な電気を出力ではなく精密性を上げる事で、肉体を生体電流を操作できるように。 能力によって肉体の力を限界以上に引き出し、武術と併用する事で高い戦闘能力を実現する。

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