タグ： 邂逅

幼少期は貧しいながらも両親に愛されて育った。 好物は母の作るお菓子で、一緒に作ったり、家族で分けあって食べる時間が何よりも好きだった。 しかし小学3年生の時、子供会の遠足から帰宅したら、両親がリビングで殺害されていた。 パニックになりながらもお隣さんなどに助けを求めたようで、いつの間にか葬儀なども全て終わっていた。 ぼんやりとだが会ったこともない親戚たちの声が聞こえたが、どこか他人事のようにしか認識できなかった。 小学校を卒業するまでは、両親の死体を間近で見たためか心が病み、全く笑わず厄介者として親戚中をたらい回しにされていた。 卒業時に、父の年の離れた弟である和泉と出会う。 和泉は学生時に、医者以外認めないという両親からの圧力と、医者よりも薬学を専攻したいし趣味の小説の書き続けたいという自身の夢と板挟みになっていた。 そんな時に晴の両親に夢の後押しをしてもらえ、努力のかいあって薬剤師となり趣味で小説を書き続けることも出来るようになった。 晴の両親に報告しようと探していたところ、二人が死去していること、忘れ形見の晴が親戚中をたらい回しにされていることを知る。 そこで、１人分くらい養える財力があると確信した時点で晴を引き取りに行った。 晴を引き取ってからは、両親の思い出話や日常のさりげないことを話すように心がけ、晴の心に寄り添うようにした。 二人で生活を始めて半年ほどたった時に、晴の母親から唯一教わったクッキーを作り晴と一緒に食べた際、久々に母の味を食べ、晴はようやく両親が死んだことを理解することが出来、泣くことが出来るようになった。 そこからは、よく笑うようになり、二人で和やかに過ごしている。 晴としては和泉に絶望からすくってもらい感謝しかなく恩返しもしたいし、幸せになってもらいたい。 そのためにはしばらく、和泉に彼女ができるまで側で支えて行く予定。 (※１人でいると、集中しやすく寝食を忘れやすくなるため) 和泉のことは、和泉さんと呼ぶ。 もともと機械いじりが好きで、趣味は写真撮影。たまにコンテストなどにも応募している。 料理と薬の調合って似てない？というあほっぽい理由から薬学も少し勉強した。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ