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菱川 識(ひしかわ しき)/31歳/男 一人称:私　二人称:君　PC:藍染くん 那琴高等学校の化学教師。 2年、3年の理系クラスの化学担当。 担任は持っていない。 数年前までは化学部の顧問だったが、悲しい事に今は廃部になった。 淡々と抑揚なく授業を行うため生徒達からは「子守唄」だと評判。居眠りは基本注意しないので一部からは有り難いとの声も。 職員室よりも化学準備室にいる事の方が多いが、会いに来る生徒もほとんどいないためそれを知るものは少ない。 ある日、化学部で使ったポップコーン豆の残りを発掘。魔が刺して一人でポップコーンを作っていた所を運悪く藍染に目撃される。 正直終わったと思ったが、意外と友好的でほっと胸を撫で下ろした。 それ以来頻繁に会いに来る藍染に困惑はしつつも、嫌な気はしていない。 ただ自己肯定感がとても低いので「私と話していて彼は楽しいのだろうか…」と思いがち。 藍染が訪れるようになってから、化学準備室にインスタントコーヒーだけでなく紅茶のパックも増えた。いや私物化すな。 コミュ障ではあるものの、人と会話する事は嫌いではないため藍染の訪問を密かに楽しみにしている。 「君みたいにここを訪ねてくる物好きは中々いませんよ。…いたとしても、遅れた課題の提出くらいでしょうか。」 「藍染くんは化学は好きですか。いえ、いつもテストの点数が良いので…まあ、でも得意と好きは違いますよね……。」 「ビーカーでコーヒーを飲むの、クセになりますよ。流石にこのビーカーは私物ですけどね

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