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劇団所属の俳優。たまに脚本も書く。 一人暮らし。 監察医の兄がいる。 幼い頃に交通事故で両親を亡くしており、祖父母の手で育てられた。 --- 事故当日は日暮の誕生日で、お祝いに家族で出かける約束だった。しかし兄は直前になって勉強のため家に残ると言い、幼い日暮はそれに納得できず、我儘を言って両親を連れ出した。予定していたのは遊園地だったけれど、「それはまた今度、家族4人で行こうね」と、訪れたのは少し遠くにある自然公園。遊び疲れて車に乗って、帰り道、「お兄ちゃんにケーキでも買って帰ろうか」と道を逸れた先で、暴走した車に突撃されることとなる。 両親は亡くなり、日暮は母親が必死に守ったために1人命を取り止めた。 その後は兄と共に祖父母に引き取られる。 祖父は兄の教育に力を入れており、弟である日暮は関心を向けられることが殆ど無かった。日暮は自分が兄のせいで両親を失った、まともに勉学に対する支援を受けられなかった、と感じており、兄に対するうっすらとした妬みを抱えながらも表には出さないまま兄と友好的な関係を築いている。 演劇は楽しい。けれど、のめり込みきれないまま、どこか一歩浮いたような感覚でいる。

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