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両親が交通事故によって亡くなっており、祖父母が管理している神社の手伝いをしている。 経済的な負担を祖父母にかけたくなく、国立の大学受験をしているが二度失敗している。現在は20歳の浪人生。 歳が離れた兄がいるが、兄は両親が死んだ時は既に就職済みであり、瑞榎は兄に迷惑を掛けないよう一緒に暮らすのを遠慮している。 巫女の仕事は高校生からだが、神社の手伝い自体は小学生からしているため地元ではそこそこ顔が知られている。 高校から数えて5年ほど中学生向けに塾講師バイトを続けており、既に私立でも大学費用を賄えるほどには金が貯まっている。しかし、どうせなら国立に入りたいという意思と流石に三浪はヤバいという焦燥感で悩んでいる。 神社の名前は清澄(きよすみ)神社。ご利益の種類は厄除け。 宮司は祖父で、禰宜が祖母。自身も直階の段位は持っている。 大学を卒業するのが神社を継ぐ資格を手に入れるのに手っ取り早いので、正階を目標に、あわよくば明階を取れるように勉強している。 尤も、大学に入って卒業できるかは不明だが……。 本人の性格は至って普通。人より明るい性格だが、それも常識の範囲内。 特徴がないのが特徴な女性である。 ちなみに薙刀だが、これは神社に置かれているものである。持ち出す機会はないが演舞用に祖母から習ったものであり、中高生の時になぎなた部所属だった。幼少期から習っていたこともあって部長をしていたが、特別扱いが上手いわけでもなかった。 今では祭りや行事の時に見せる時くらいしか触れていない。 兄は頭がいいので勉強を教えてもらうことがあり、代わりに瑞榎は人付き合いが苦手な兄へ色んな流行や趣味を勧めている。 最近は兄から自分に合う服を探していると聞いたので、後でどうにか服選びに付き合う口実を作って着せ替えをしようと考えている。 普段は敬語で話すが、突発的な事故やオカルトなどの事態に巻き込まれるとテンションが上がる。 ネットカフェで初めて遭遇した怪奇現象の後、暫くして兄が警察を辞めたと報告してきた。兄は詳しく語らなかったが、とりあえずこれから地元に帰って個人の花園を作ると教えてくれた。 兄が植物に興味があるのは昔から知っていたが、最近はめっきり会話に出さないから少しだけ意外だった。だが、別に悪いことではないだろうと軽く聞き流した。それよりも、兄が地元に帰ってくることで勉強をより一層教えて貰えることになりそうだからだ。 不思議な体験こそしたが、それはそれ。今の六浜瑞榎に必要なのは怪異から身を守る術ではなく、国立大学に受かれるだけの知識量なのである。 色んな怪異との遭遇中、お祓いが一部の怪異に対して有効であることに気付いてからは、改めて実家を継いで巫女を目指そうと考えている。 また、二年の浪人生活を得て【東桜大学 染井キャンパス】の文系に合格。遂に大学への進学を決めた。 当分の目標は留年せずに大学を卒業することである。 ──────────────────────── ・〈技能：夢見〉：POWと同値取得。 ドリームランド限定で使用可能。夢見たものを実現させる力。 〇飛行するポリプとの接触（基本269p） コスト：3MP+1d3SAN　 地底より、偉大なるものたちを滅ぼした悪魔を呼び起こす。彼らの住まう未開の地下都市の近くであればこの呪文は必ず成功するが、そうでなくとも呼び掛けに応じることはあるかもしれない。悪魔は激しい暴風により破壊をもたらす。 〇深淵の息（基本260p） コスト：8MP+1D6SAN 発動：対象が目に見えていること+1ラウンドの詠唱+対象とのPOW対抗　 効果：1d6ラウンドの窒息ロール（対象は1ラウンド目はCON5、2ラウンド目はCON4…でロール、失敗時に1d8のダメージ） 対象の肺を水で満たし、溺死させる。対象の現在の姿さえ見えていればどこからでもこの呪いをかけられる。 〇生命の察知… コスト：1MP+1SAN 発動：即時 効果：家一軒分くらいの範囲にいる生命体の数、種類を把握できる。 周囲の生命体を感知する。瞳を閉じれば、うすぼんやりとした生命のイメージが脳へ流れ込む。

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