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爛見 緋愛(タダレミ ヒアイ)
ID:3191524
MD:dd0d59774f48bfcba746e50becba9979
爛見 緋愛(タダレミ ヒアイ)
タグ:
観戦‘s
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
爛見 緋愛(タダレミ ヒアイ) 精神科医のお姉さん、しかしその生い立ちは華のない勉強尽くめだった。なりたいものも目標としてるものもなくただ理由のない勉強をし、誰かを好きになることなんてなかったため恋バナの類も全くなく、そうして過ごした彼女が一人になるのは自然なことだった。そうした現状から我に戻った時にはもう既に大学生も3年目、勉強尽くめだったため、どこの企業にも就職はできたし膨大な道はあった。しかし示してくれる人、友人なんて何処にもおらず、半ば孤独で虚無感に苛まれるまま社会に旅立った。 選んだ仕事先は精神科医、理由は今の今まで自分しか見ておらず、他人がどういう風に生きてどういう風に悩んでいるのかを知りたかったからという理由だった。そして働いた。そこで色々な人と話をした。その結果残ったのは、またもただの虚無感だった。元々自分は頭の良い方だと感じていた。だから相手になんて言ったら喜ぶのかを汲み取るのは得意だった。だから本音を押し殺し思ってもいないこと適当に言い、できるだけ当たり障りのないふれあいをし、相手が欲しがってそうな言葉を言う。それが自分の仕事なんだと思いそれを続けてきたがそうして積み上げたものに“達成感”や“やりがい”なんてものが生まれるはずなく、ただの愛想笑いが上手くなるだけだった。 しかしそんな彼女に転機が訪れた。仕事がどういうものか理解しそれを続けてきたある日、一人の高校生とその親が診察を受けにきた。その少年は高校を中退した挙句暴力行為まで起こし警察沙汰にもなり、どうしようもなくなった親がどうにか病気のせいにしようという魂胆で病院に来たらしい。勿論彼女はいつも通り愛想笑いを浮かべ、当たり障りのない物言いで相手が望んでいることを言ってあげたら、その少年の親は他の人と同じように満足した表情を浮かべた。しかしその少年は違った。その少年にとって多少気に触るようなことは言ったがそれでも当たり障りのない言い方はした。しかし彼の目はそんなことを気にしているような目ではなかった。何かを見定めるように、心の奥底を探るようにじっと目を見て、少年は「お前つまんねぇな」と吐き捨てた。少年のその一言は彼女を根本から変えるのに充分すぎた。それくらい彼には、彼の瞳に見られた彼女は自分の全てを知られたとそう感じるものがあった。そして彼女は言った。「じゃあ、これから私に面白いこと教えてくれる?」と、そうして少年と彼女は出会った。 その少年は彼女にないものを持っていた。彼は登山が好きだった。それに純粋に没頭していた。しかしそこには彼女が持っていなかった活力、そして明確な生きる意味があった。彼女は彼の話をずっと聞いていた。主に山の話だし普通の人が聞く分にはどうでもいいような話だったのかもしれない。ただ彼女はずっと聞いていた。正直その話が山じゃなくてもよかった。どんな他愛のない話でも、彼が話してくれるだけでよかった。そうして、ただ目の前で話す彼が知らない間に彼女の生きる意味になっていた。ただ話すだけじゃなく休日になると登山について一緒に山へ行き教えてもらうようになった。代わりに彼女は彼に心理学について教えていた。元々彼は人の本質を見抜く才能があった。それだけに覚えはとてつもなく早く、その才能だけは彼女を超えていた。 月日が経ち、彼は成人になり一緒にお酒を飲んでいた時、彼女はポロっと口を零してしまった。それはどこからか聞こえてきた噂話。急に南極に発見されたとてつもなく高い山があり、頂を目指した数百人の人間が帰ってきてないことを。そして、「もし帰ってくる人がいたらまた新しく“この地球上で一番高い山に登った人”になるのかなぁ…」と。正直彼女はそんなの夢物語だと思って言った。言ってしまった。しかし彼にとっては違ったらしい。それから数日、彼は彼女の務める精神科には来なかった。そして彼女もまた噂を聞いてしまった。彼がその山に向かってしまったと、数百人という膨大な数の行方不明者を出しもしかしたら全員死んでいるかもしれないという山にただ頂を目指すという単純で軽薄な理由で彼は行ってしまった。それも自分が酒の席であんな噂話をしてしまったがために。それを知った彼女は家に閉じ篭った。もし帰って来た時のことを考えて玄関の扉だけは開けていたがそれ以外は全て締め切り、そしてただ暗い部屋の隅で蹲っていた。彼女の頭の中に光はなかった。“もし帰ってきたら”を考えようとするたびに“もし帰って来なかったら”が頭の中を覆い尽くす。そしてそこで彼女は彼が自分の生きる理由なんだと最悪な形で悟った。 そこから数十日が経った。彼女は最早、ちゃんとした人間と呼べる状態ではなかった。帰って来た時に死んでいない様にと思い食べた飯が帰って来なかったらと変換されるたびに体は入ってきたものを全て吐き出させた。栄養失調により体は痩せこけ、顔は白くなっていた。彼女は気にしてはいなかったが実は「爛見って結構美人だよね」という噂も経っていたがその全てを失った顔からは全く想像できなかった。そして夜になると何を思ったのか涙を流しながら外を徘徊する。そのことに意味も感情もなく、ただその行動だけが残っていた。徘徊している時何かにぶつかったかもしれない。声をかけられることもあったのかも知れない。しかしもう彼女には何も見えず、何も聞こえず、何も感じなかった。ところがある日またその様に町を漂っていたところ、急に連れ去られるような感覚に陥った。きっとナンパに捕まり彼女がなにもできないところからどこかに連れ込もうとでもしたのだろう。彼女もまた何も出来ずそのまま流されるかと思った時、声が聞こえた。何日会わなかろうが絶対に忘れない声。聞きたかった声。もう聞けないと思っていた声。 「俺の連れから手を離せ」 間違いようもなくその声は彼女の人生に色を与えた彼のものだった。 ずっとずっと、会いたかった彼に会ってからの彼女は半ば狂気状態だった。そのナンパしてきた人を跳ね除けると彼の手を掴み家に向かって走り出した。彼は途中何か言っていた様な気もするがそんなことは全く気にしなかった。気にできなかった。ただ歪んだ一つのことが原動力として彼女を駆り立たせた。そして家に着き、玄関に入ったところでポケットから自分が何かやらかすかもしれない時のためにと入れておいた即効性の睡眠薬を彼の口にねじ込むとそのまま押し倒し自分の服を引き裂いた。そして押し倒された彼が唸りながら言う 「いってぇ…お前何して」 「あなたの子供を作る」 彼女は間髪入れずにそう言い、続けて 「あなたの子供を産んで一生離れられなくするどこにも行かせなくするずっとずっとずっとずっと私と一緒に私の側で永遠に永遠に永遠に永遠に絶対一生生きてもらう」 彼は睡魔と痛みに悶えながらここで負けたら絶対にいけないという直感から全力で彼女から抵抗する。 彼女は歪んだ衝動を抑えようともせず彼を襲う。 そんなこう着状態のなか、彼は言った。 「今のお前に、"俺"は見えてるのか?」 その言葉で彼女はようやく少しだけ理性を取り戻した。 数分、十数分、数十分。正確にはわからない無音の時間が二人の間に流れた。彼は必死に意識を保ち、そして彼女の頭の中は葛藤の嵐だった。彼女は彼と一緒にいたかった。それだけだった。彼さえいればそれでよかった。だから彼と一緒になるためだったらこの体がどうなろうとどうでも良いと思っていた。しかし。それは彼女だけの幸せだった。そうして彼女がいくら幸せになろうと、そこに彼はいない。でも私は彼がどうしても欲しい。ずっと一緒にいて欲しい。頭の中はずっとその繰り返しだった。 気がつけば彼女は泣いていた。何をどうすればいいかわからない子供のように泣きじゃくっていた。彼はただ彼女に乗られたまま、彼女の頭に手を置いていた。 先に口を開いたのは彼女だった。 「…わたし、これからどうすればいい?…わたしはあなたといっしょにいたい…けど…あなたはたぶんまたどこかにいってしまう…でもあなたとずっといっしょにいたいよ…どうすればいいの…?」 涙を止められず、嗚咽を漏らしながら彼に問いかける。 数秒の沈黙が流れた後、彼は、 「…好きにしたらいい。お前が俺といたかったら居れば良い。いたくなかったら好きにすればいい。俺は俺の人生を好き勝手生きる。邪魔するならお前だろうと跳ね除けて自由に生きてやる」 彼はそう言い切った。彼女もまた彼がそういうとわかっていた。甘い言葉なんて彼の口から出るはずがない。しかしわかりきっていても涙は止まらなかった。理解しようとすればする程感情は深い暗闇に落ちていった。 しかし、彼は言った。 「………………ただ、ただ俺は…俺には…お前が必要なのかもしれない。あの山を登って…登った先であんなことがあって…思ったんだよ…絶対帰らなきゃいけないって。絶対に…絶対にお前がいるところに帰って、ただいまって言って、また色々な話をして、酒を飲んで…一緒にいたいって思っちまったんだよ」 彼女は涙で歪んだ視界で彼の顔を見た、彼は辛そうにしながらも必死に言葉を紡ぎ、本心でそう言ってるんだと実感した。 その言葉は光だった。深淵の底でうずくまっている彼女に差し伸べられた優しい光。そして彼女がそれを掴んだ時、彼女の中で壊れる音がした。歪んだ心、不安、絶望、色々な負の感情が音を立てて崩れ去っていき、そうして空いた心の中に優しく温かな光が流れ込んでいた。 その夜はそれが限界だった。彼女はその言葉を聞いた数十秒後張り詰めた糸が切れるように意識を失い、それに伴って彼も意識を落とすのだった。 彼女が目を覚ますとそこは玄関のままで、そこに彼はいなかった。一瞬全て夢だったかと思ったが自分にかけられている毛布が彼がいたことを証明してくれていた。リビングに行くと机の上に二人分のコーヒーがあり、普段彼女の座っている席の反対側には彼が静かな寝息を立てている。彼女は自分にかけられていた毛布を彼にかけ、静かにコーヒーを飲みながら穏やかな気持ちで彼が目覚めるのを待っていた。 数日後、彼女は多少まだ少し痩せ気味なところはあるものの、それでも以前までの血色の良さを取り戻し、すっかり美人な風貌を取り戻していた。そこに至るまで、彼が家に泊まり色々とお世話や彼女から教わったメンタルケアを彼女自身に施してた。 そして彼女は言った。 「この先も…ずっと一緒にいれるよね」 そして彼はこう言うのだった 「…重ぇ」
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