タグ： 現代 日本 ホルマリン漬けの心臓

シナリオ『ホルマリン漬けの心臓』のために作成したキャラクター。 ■PC3：死体修復士 真夏の夜、あなたは今日も死体を修復していた。 この時期の死体は厄介だ。匂いも状態も悪い。 悪態をつこうにも『腐乱死体』の修復はしなければ。 ■以下秘匿HO あなたは大体一年ほど前から、死体修復の仕事以外にも、人命救助や患者のメンタルケアなど医者のような仕事を請け負っている。 慢性的な医者不足である昨今、上から何とか助けてくれないかと頼まれたのだ。その為、近くの病院を転々と手伝うようになってしまっている。 中でも足しげく通っているのは『久慈(くしげ)病院』である。 久慈病院とはこの都市で随一を誇る大きな病院であり、中でも医療界で有名になっている事柄の一つは『移植手術の成功率と多大な手術件数』である。 臓器移植が必要になった患者は、この病院に入院する事が多く、現にそれによって救われた命も多い。 この久慈病院と関わりを持ち出したのは、何かの事故によって患者が溢れた際、臨時として救護を依頼されたからだ。 そして、そこであなたは顔に重傷を負った患者に出会う。その患者は何度か自殺を計り、メンタル的にも肉体的にも常にぎりぎりの患者だった。 あなたはそれを献身的に看病し続け、ある日その人物から「自分が生きていてもいいのか」と問われる。それを肯定するような言葉をあなたは患者に告げた。 落ち着いたらしいその患者は、不意に「アオイ」と言葉を漏らした。名前のようだった。 けれどその翌日からアオイは病院から姿を消し、それきりあなたは会う事は無かった。 彼を探している訳ではないのだが、また出会えたら良いとあなたは思っている。 アオイが居なくなったベッドの傍には『黒色の石』が転がっており、それを出会った時には返してやろうと考えていた。 ★AF：『黒色の石』…… 何の石だかは解らない。表面はとても固そうだが、中は液体のようだ。何をしてもその液体が何であるか確かめようがない。 【過去】 地頭が良かったため、周囲に勧められるがままになんとなく医者を目指していた。 医師免許を取得し研修医として働いた2年間は、ただただ人の無力さを思い知らされた日々であった。 別に医師という職業に憧れていたわけではない。医者を神だと思ったこともない。生きる希望を失っていた患者に励ましの声をかけた時、患者に肩入れするなと言われた。無責任な言葉をかけては後々面倒なことになる、と。日々嵐のような現場。消えていくたくさんの命。次第に心が暗くなっていき、精神を病んだ。2年間の研修医期間が終了すると同時に、精神の不具合を理由に医者をやめる。 引きこもりのニート生活をしていたところ、医師免許を持っているなら是非手伝って欲しいと友人に誘われ葬儀屋でバイトを始める。そこでエンバーマーという仕事を知り、バイトをしながら2年間学校に通う。資格を取得後そのまま葬儀社に就職、エンバーマーとして働き始める。 【性格ほか】 基本表情は変わらない。どこにでもいそうな普通の青年。いつも寝癖がついている。 何を考えているのかわからないとよく言われるが、実際は何も考えていないことがほとんど。 寝るのが好き。アイマスクを持ち歩いており、時と場を考えずに寝る。 特に棺桶の中で寝るのが好きで、葬儀社でやってはよく怒られている。 手先は器用だが、私生活はてきとう。 腕はいいのと、彼を誘った葬儀屋の友人は葬儀社社長の息子であるため誰も口出しできない。 精神を病む前は今より明るい青年だったらしいが、ほとんど覚えていないし興味もない。 【経歴】 18歳　医学部入学 24歳　国家資格合格、医師免許取得。研修医に 26歳　医者をやめる。エンバーマーの資格を取るべく学校に通う 28歳　資格取得。葬儀社に就職し、エンバーマーとして働く 31歳　久慈病院とアオイの件 32歳　現在 【ホルマリンの心臓通過後】 久慈病院、そしてアオイ達一連の事件に責任を感じた伊吹。と同時に医者として、人として、他者と関わることの大切さを思い出した。原くんとナンバーズの原くんの意を汲み取り、これからも澪ちゃんのお見舞いに通う。彼女が退院しても、時たま連絡を取る仲となる。 あの時顔を覗かせた必死な伊吹は、研修医時代のように人に寄り添う過去の姿。でも本当は彼の心の中にずっといた、本当はこうありたいという理想の姿でもあるのかもしれない。今後も彼は変わらず、いつも通りの日常を過ごしていくこととなる。 【参加シナリオ】 「ホルマリン漬けの心臓」最終SAN値65+6 「U.N.オーエンの解剖」最終SAN値63+9、医学+1 「鬼の棲む」最終SAN値70+3

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ