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Gino・Algren ジノ・オルグレン 1920年代：イギリス人 以前勤めた職はとある屋敷の家事使用人。最初は良くしてもらえたが、次第に仕事の内容が増え、重労働になっていた。 しかし、賃金は安いまま。力を駆使し、仕事を続けていたら重労働に耐え兼ね体調不良でダウン。 このままこの職を続けていたら重労働で死んでしまうかもしれない。 ―そんなの絶対嫌だ。 円満に離職するために適宜体調不良の振りをして、館の主人から使い物にならないから解雇と判断をいただく。 解雇の判断をもらうまでの期間に見つけたのがこの事務所の職員募集だった。 昔から物覚えが良いと褒められた部分をどうにか使えるかもしれない。 おそらく、前の職場よりずっと気楽だ。 彼女はブラックな場所から逃げるようにここの事務所の扉を叩き、所属することとなった。 現状は賃金面が苦しくても以前よりは何倍も案外楽しいから良いと思っている。 が、反面、所長とこの事務所のギリギリさにいつも心配している傾向がある。 探偵事務所に所属した理由も「探偵という職も楽しそう」と思ったからなのだが、気付いたら所長や職員がほっとけなくな り、住み込みで働くようになった。メイド服のエプロンは元々の職場から退職時にもらったもの。かわいい。 鼻歌歌いながら買い物したり、食事作ったり、お掃除したり。前回の職と少ししか変わっていないのにどこかあったかくなれて面白いなあと感じている。 事務所で出される茶菓子や料理全般を行ってくれる。その方が安いでしょう？ まったくもーと今日も笑うのです。 得意なことは追跡調査や浮気調査のようなもの。 幼い頃に弟（3人）や友人らの弟妹とかくれんぼで遊ぶ際に身に着けた隠れる技術にて相手を見つからず後を追うことができる。 元職場のブラックさに耐えかねて、いつも顔色をうかがって人を見ていたことから人類学が少しばかり成長している。料理もその際に覚えたもの。また、その時の気の紛らわせ方が歌うことや音楽を聴くことであったことから少しばかり音楽に精通している。 実家は古物商を営んでいたこと、以前の職場に無駄に骨とう品が多かったことから考古学が少しだけわかる。 興味があるかと聞かれると、高いものだから壊したら怖いなって思ってる程度。 性格面は割と穏やかで友人思い。おしとやかではないが元気いっぱいの明るく社交的なｶﾞｰﾙ。 頼まれると断れないことが多く、できる範囲なら引き受けている。 「はーい…紅茶になりまーす」 「あああああちょっと所長！洗濯物しっかり出してっていったでしょーーー？！もーーーいいけどさーーー」 「……猫ちゃん、君、迷子の猫ちゃんじゃない。ははっ。おかえり、かーくほっ。君の家族が君を待っているから、帰ろうねえ」

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