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《通過シナリオ》 ・咆哮エトランゼ HOアリス 2月27日生まれ(誕生花：マドンナリリー)/A型 一人称：俺/二人称：貴様 感度：15/18 胃袋：8/100 眠気：96/100 2-10.前職…医学にEDU×3%。 ↓↓↓咆哮エトランゼ HOアリスバレ↓↓↓ 懐中時計に呪われたのは20年前。住む場所を追われ、ボロボロになっていたところで見つけた。 人間に嫌われていたが人間を嫌いではなかったリリーは、持ち主が困っているかもしれないと手を伸ばし、触れ、そして呪われた。 リリーは新たな地に移り住み、すぐに迫害されて、移民となることを余儀なくされた。ひとりで生活するのはとても疲れるのだ。縮んで、大きくなって、その度に化け物だと罵られた。人間は弱いからと覚えた医学は、誰のために使われることもないまま知識として蓄えられていった。 長くて1年、短くて1ヶ月。そんな短い期間の中で、リリーはその地に住まうものに嫌われ、疎まれ、蔑まれ。住居の移動は30回を超えたあたりから数えていない。すり減る心も、とうに薄れてしまった。どれだけ心を込めて伝えても、どれだけ人を愛しても、リリーにそれが返ってくることはなかった。 そんなあるとき、リリーは転居先を探して、具合の悪そうにしているニコと出会った。リリーは蓄えていたすべての知識を使ってニコを介抱し、その命の危機を救った。そうしてリリーは白雪姫と出会い、エトランゼに加入した。 リリーにとって迫害は恐怖だ。人でないことの証明として肉体に刃物を突き立てられ、金槌で殴られ、鞭で嫐られ、拳銃で撃たれ、毒を飲まされ。まるで実験動物のラットのようだ。ラットの方がか弱い分まだ幸せだったかもしれない。捕らえられ、好き勝手に暴力を振るわれた身体は、その痛みを、苦しみを、忘れることが出来ない。 時には、性欲処理の道具として扱われることもあった。人間の形を模しているだけの化け物は、人の欲を簡単に受け入れる身体の作りに順応した。それに快楽を覚えることすら気味が悪かった。 リリーはこういった経験から、仲間以外に触れられることを酷く厭う。交渉の際、必要があれば、仲間のためならばハニートラップだろうがなんだろうがするが、任務が成功した暁にはしばらく外に出られない身体になっているだろう。(精神的疲労から肉体が大人に戻るまでに時間がかかる) 《本物のリリー=ラビットについて》 すでに死亡している。病弱な少年。 アリスが化け物であっても怖がったり嫌ったりしない唯一の人だった。本を読むのが好きで、世界中の本を読むのが夢だった。 彼は死ぬのが怖いと言った。死んだ身体が残るのが嫌だと。1人で生きるのは寂しいと。だから食べてあげることにした。そして、彼の代わりに世界中の本を翻訳することにした。

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