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自称フリーライター。たまに作家とかとも名乗る。噂話をそれらしくまとめて記事にしたりＳＳにしたりしてる。たいがいパチンコ屋にいる。2000万の借金は自分のギャンブル2割、連絡の取れなくなった幼馴染が自分を連帯保証人にしてたためのものが8割みたいな感じ。 その幼馴染みの前でだけ強がる。 幼馴染み 金原公太(かねはら こうた) 小学生の頃からの幼馴染み。父親から虐待を受けていた。コミュニケーションが下手。流されやすくカッとなりやすい性格。 詐欺にあい借金をし、その借金を返すための借金をし…と負債をこさえた。南堤にもどうにもならなくなる最後まで話せなかった。見栄を張ろうとしたため。 借金取りを刺してから姿が見えない。 「え～俺とあいつの関係ですかあ、ママと赤ちゃんかな！ ……うそうそひかないで！ 漢字は違うけど同じこうたって名前でね、小学校からの縁」 「口べたの見栄っ張りで怖がりだったなあ。それは大きくなってからもだったけど。なあんか俺いっつも周りとあいつの間に入ってた気がするな」 「帰りたくないってのにいつも付き合ってたせいか、懐かれてねえ。手のかかる子分か弟かって感じでね。それに付き合ってたら夜遅くなっちゃって、叱られたなあ」 「そんじゃ帰ってたら問題ないだろって、あいつをこっそり家にあげてね。そしたら、虱潰し探しでもしたんですかねえ、あいつの親が来た」 「あいつ、その声聞いたらすげえびびってんの。だから隠そうとしたんだけどねえ、ばれたらひどいからって出てったんですよあいつ。俺もねえ、弟分をそんな怖い目に合わせるわけにはいかないって思って付いてったんですよ。俺が帰したくなくて連れてきたんだーって。言いましたよ。すんげえ怖かった。あいつの親の顔がね。うちの親とも揉めて。もうこういうことが無いようにってドアばんっ！ て閉めて出てった。怖かったなあ」 「あいつのびびりっぷりを話したらさ、両親もこれはただ事じゃないなって。二人で相談して、でも変な噂も聞いてないしってね。様子を見ようってことになったのよ」 「中学のときだったな、あいつが鼻血だーだー出して、助けてくれって駆け込んできた。その時多分どっかに通報したんだろうな。相談所ですかね？ 人が来ましてね」 「そっからどうなったのやら。……全部元通り」 「味方なんていねえ、とかね、そう言われなきゃ俺はもうちょいマシな人生だったんすよきっと！！」 「あいつは就職してったんですよねー。中卒。家出る金が欲しいってね」 「でー、２年の時にー、出てくって言いに来てー、じゃー落ち着いたら連絡くれー遊びにいくーっつって」 「翌朝あいつの実家燃えててビビったんすけどね」 「いや寝タバコですよ寝タバコ」 「俺はそう聞いてます」 「でえ、親の遺体のどーこーしなきゃいけないってまた帰ってきたとき話したんですよ。疑われて困ったって。本気で困ってましたよ」 「疑い、晴れなきゃ捕まりますからね」 「それから暫く離れてたんですよ。次会ったのが～俺が浪人してた時ですね、会いに行ったんですよ」 「そしたらすげーー恥ずかしそう顔真っ赤にして、金貸してくれって。一番始めはなんだったかな、忘れちまったけど」 「え？ ンフフ、その時はちょっとした貯金があったんですよ俺。まあだんだん目減りしていくんですけどね」 「あいつね、ほんと、最後の頼みの綱、みたいな顔で金貸してくれって言いにくるんですよ。実際、あいつ俺の他友達もいねえし、親も、ねえ」 「俺が手ェ離したら、ひとりぼっちになっちまうみたいな」 「俺もアホですよ」 「でェ、だんだん自分の貯金もなくなってきて、俺も実家から金とってきてね、それをあいつに渡したりね、親にばれてまあ、まあ喧嘩になりましてね、それでこっちに出てくことになったんですよ」 「ちょくちょくあいつのとこに来てたもんだから、なんやらこっちで縁付いてて、なんとか暮らせちゃったもんだから」 「まあその日暮らしまっしぐらではありましたがね」 「それからあいつも俺に金の無心はできないって分かってるからか、金貸しては言わんくなりましたね。名前貸しては～あったな、あったなチクショウ…」 「いつか全部返すから、とよく言われましたよ」 「……本気だったかな。もう分かんねえし信用もできねえけど。連帯保証人てあいつまじであいつ」 「…………いつからだったんですかねえ、借金。今日はこうだったって言わなくなったあたりですかね、こんな膨れ始めたのは」 「いや知らんわって話っすよね」 「しかも刺すて。まじ無いわ。全員やっちまえるとでも思ったのかよってねえ…」 「……」 「え？お前も借りてたろって？」 「え～へへへ、えへ、や、親切なおにーさんだな～とは思ったんですよ、へへ、あー」 「酔っ……ててもまあ～成立しちゃってますもんねえ！？ 個人間じゃないとはな～ひでえよ出るとこ出たら勝てるよこんながっちり出れなくなるとは思わなかったけど」 「あいつが刃傷沙汰起こしてなきゃもうちょい猶予ありました？」 「あ、遅かれ早かれ。ごもっとも」

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