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　イブレアム連合国防軍の参謀総長。参謀総長はイブレアム連合国防軍における現役軍人の最高位の階級であり、彼が実質的な軍最高司令官である。 　宗教学者の家系の出身で4人兄弟の次男。学者の父と病気がちの母、姉、弟妹がいる。指揮官として天性の才をもつことを父に見出され、父の勧めで軍人として国を守る道に進んだ。 　傷の多い見た目と容赦のない作戦から苛烈な印象を持たれがちだが、本来は穏やかで謙虚な性格。下士官時代は隊の士気を維持するために積極的に前線へ出ていたため、かつての部下たちからの人望は厚かった。 　第三次世界大戦中においては、歴代最年少の参謀総長であること、また数々の功績を成し遂げたことで多くの兵士や国民から英雄視されていたが、大戦終結後、D国の技術模倣を提言したことを根拠に国家から全ての責任を押し付けられる形でA級戦犯として槍玉に挙げられ、国際同盟に身柄を引き渡された。 　自身に下された死刑という処遇については納得しているものの、自分が戦犯となったことで家族に迷惑をかけてしまう恐れがあるのが唯一の心残りとなっている。 ■C国概要 〈イブレアム連合共和国〉 　ヨーロッパと西アジアの境に位置する国家。石油や天然ガス等の天然資源が豊富で、資源そのものはもちろん、プラスチックや合成繊維を主に輸出している。 　共通の祖をもつ12の部族からなり、全ての部族が同一の宗教を信仰する。しかし部族によって宗派が存在し、旧国時代には相容れない宗派の部族間で宗教紛争が度々起きていた。 　一時期は国内の宗教紛争が激化し国家が分裂。紛争は長らく他国の代理戦争として利用されてきたが、第三次世界大戦の十数年前には収束し、新たに12部族が統一されて現在のイブレアム連合共和国となった。 　第三次世界大戦開戦直後は未だ部族間対立の続く内政に不安を抱えていたため、直接の参戦には消極的な姿勢を見せていた。しかし、資源を巡って対立していた国から度重なる挑発行為があり、さらに国境付近の地域で参戦国の兵士と思しき武装集団によって国民数名が射殺される事件が発生。これについて連合共和国は「開戦に関する条約に違反した卑劣な行為」として報復攻撃のため第三次世界大戦への参戦を正式に表明、対立国家に宣戦布告を行った──というのは半分建前で、この宣戦布告には他国の“異教徒“を憎むべき共通の敵とすることで部族間の対立を緩和し、内政の安定化を図る狙いもあった。 　連合共和国は宣戦布告直後から、イフタハの提言により他国から鹵獲したD国の兵器を軍の兵器局で研究し、いち早くその技術を取り入れて高性能兵器の自家生産と戦力増強に成功。さらにその技術を同盟国に売り戦争のための資金集めも並行して行った。 　イフタハとしては自国の戦力を底上げすることで周辺諸国に対して優位に立ち、降伏を促すなどして無用な犠牲を抑えつつ戦争を早期に終結させるために提言したのだが、国民を一致団結させるための“異教徒“を欲した連合共和国によってまったく真逆の方針をとられ、結果として連合共和国の思惑通り第三次世界大戦は不必要に長引き、その間に連合共和国の内政の安定化が進められた。 　大戦終結後は多くの国民から支持を集め英雄化されたイフタハによるクーデターを危惧し、「大戦を長引かせた最大要因」であるとして戦犯に仕立て上げ、厄介払いも同然に国際同盟に身柄を引き渡した。 HO3：C 国の参謀総長 貴方が居なければ、戦争は3年早く終結したとされる ＿＿貴方は稀代の策士であり、軍師である。 D 国の技術を盗み、その技術を広く普及させたことにより、貴方の作戦は思惑以上の効果と戦果を生み出した。 推奨技能…<製作(軍事作戦)>or それに該当する技能

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