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［かくしおに・あざみどり・いちぬけた・えんはちよ］ 春or梅雨生まれ。美術部所属。明るく、しっかりした性格。引っ込み思案のHO1と幼馴染で、昼休みに美術室で昼食を食べたり、登下校を共にしたりする結構な仲。 将来は、人の心を豊かにできたり、癒したりできるような絵が描ける画家を目指している。まだ入学したばかりの1年生ながら、絵の技術や才能は先輩陣に劣らない高さで、芸術大学への進学のために授業中以外は美術室に籠る毎日を送っている。 専門は油彩にも関わらず、体質的に油彩で使う画用液の匂いに弱く、その影響で頭痛に悩むことがあり、それは絵を描く時間外も例外ではないのだが、絵を描く時は集中力の方が圧倒的に勝っているため、その時は気にならないようだ。 教室にいることがほとんどないものの、明るい性格故教師陣やクラスの人間からは好かれている模様。 ｢心をいい方向に動かせるような絵を描く画家になる。それが私の夢｣ ｢赤か。・・・うーん、好きだけど私の絵にはあんま使いたくない色なんだよね｣ ｢っ、・・・・・やっぱこの頭痛は慣れないなぁ〜｣ 私は、 (以下、秘匿HO情報を含む過去) 私は重い秘密を抱えている。 秘密に関係している本人には明かせない、いや、言ってはいけないものだ。 私には幼稚園からの幼馴染が2人いる。 元気で活発な翼(ﾀｽｸ)と、引っ込み思案の翔(ｶｹﾙ)。双子で、お互いの性格は正反対だったけど、2人は、すみっこで静かにしていた私を仲間に入れてくれて、いつも一緒で毎日とても楽しかった。 だが、その日常がある日、壊れた。 小学四年生のとある日、誰が言い出したのかすら覚えていないが、廃園になってしまった桜丘幼稚園で、2人とかくれんぼをしていたのだ。 鬼は翼。翔と私は別々の場所に隠れた。 翼が私たちを探すために2階に向かって暫く経った頃、翼がすごい勢いで叫び声をあげながら外に飛び出してきた。明らかに様子がおかしかったので何があったのか聞くが、翔の名前を呼ぶばかり。中に何かあるのかと、中の様子を見に行こうとするも翼に止められた。 家に帰り、親や警察に相談したが、調査に入った警官たちが戻ってくることはなく、翔も行方不明のまま、事件は迷宮入りとなった。 その日から翼に異変が起きた。 好きな物や性格、口癖や服装、それら全ていなくなった翔のマネをするようになったのだ。 翼に翔の話題を出しても、辛そうに誰だか分からないというばかり。 だがそれが、翼が自分の精神を崩壊させないためにとった自己防衛なのだと私は自然と理解した。 彼の両親も翔の私物等を目につかないところにしまうなどして、翔自体をいないことにした。翼やこの事件を知ってしまった人たちの間で翔の話をするな、というのが暗黙の了解となった。 ｢私が翼を支えないと｣ 常に消極的だった私が、引っ込み思案になった翼を支えられるようにしっかりした性格になったのは、必然だった。 翔はどこかで生きてる。そう信じたい。だって、まだ死体は、見つかってないのだから。 [経験シナリオ] かくしおに あざみどり いちぬけた [カラーコード] #69B076

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