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グレアム家の跡取り息子として作られた、ダニエルのクローン。 リチャード自身はその事実を知っているが、意識しないように心がけている。 親や家の使用人は、ダニエルの存在を「なかったもの」として扱っているため、自分も長男だと思って育ってきた。 生まれながらにオーヴァードだったため、幼いころから家庭教師を雇って訓練をしており、その後もウェルトン・エレメンタリースクールに入り、それからずっと寮生活をしている。 使用人が日本人で、教育係も務めていたため、日本文化に興味をもつ。 日本に合同演習に行った際に同じメンバーだった少女に一目ぼれし、余計に日本のことを知ろうとのめりこんでいく。 ウェルトンに通い始めてすぐのころに兄と顔を合わせたことがあり、あまりにも自分とそっくりそのままだと思い、こっそり資料などを見たり人に聞いたりして調べたところ、自分の出自の秘密に気付いた。しばらくは悩んだこともあったが、自分が必要とされている現実を受け止め、忘れるように努めることにした。 ニールとも知り合い。たまに説教をしに来た時に話す仲。彼にだけは自分が作られたことを打ち明けている。（幼少期のダニエルに一番近い人物だったからばれた） 能力を使うときに呪文のようなものを唱えるくせがある。（本人曰く、力を使うための儀式のようなもの） 自身の身の丈よりも大きい大太刀を自在に操り、刀身で光を反射させながら身を隠しつつ戦う。 不浄王 此は万の基にて、力なり 此は万の基にて、大いなる力なり 此は万の基にて、忌避されし力なり 其、我が身を包む光となりたまえ 其、我が力となり数多の傷を刻みたまえ 其、鎧打ち砕きてその刃届かせたまえ 其、眼前のすべてを薙ぎ払いたまえ 今此処に其の力集わせ、流星光低の一太刀にせん

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