タグ： 亜月式二 振斗 二万円家 制服を脱いだ征服欲

特徴:親の七光り、実は生きていた 職業:ストリート・ローグ 職業ポイント:EDU×10+STRかDEX×10 職業特記:地元の裏道や地元の裏のルールに精通している。 二万円 荒楽暮(にまんえん あらくれ)　21歳 男性 毎日ほっつき歩いては暴力沙汰を起こしている不良。立派な二万円家の一員だがあまり家には帰ってきていない。 彼は二万円家ではなく母親との2人暮らしで育ってきた。高名な大学教授である母親が、二万円家で自分の子を育てる事に危機感を感じた為である。旧名は「神宮寺 徹(じんぐうじ てつ)」。父親については何も聞かされなかったが、地頭の良さと観察眼でなんとなく察してはいた。しかしその事についても、母親を思って敢えて触れずに過ごし、彼は神宮寺の息子として順当に育っていった ように、見えていた。 二万円家の血をしっかりと受け継いだ彼は、人一倍強い征服欲という形でそれが表れていたのだ。 ドラマの中で見た、理不尽な暴力に震え怯えた表情の役者に歪んだ恍惚感を覚えたのは、幼いと言っても差し支えが無い様な歳の頃だった。性欲と結びつくでも無いその衝動を誰かに相談する事などできる訳もなく、それでも自分の内に潜む異常性を抑えて、まるで平常者の様に平穏に普通の学生として生きていた。 しかし、例え苗字を変えようが、至極真っ当な性教育を受けようが、地毛の金髪を黒に染められようが、特異な血筋は消える事は無く、寧ろ抑圧された生活の中でじわじわと確実に膨らんでいっていた。 ある日、彼に喧嘩を売った生徒がいた。以前から、神宮寺の整った顔立ちと母親の地位に何かと文句をつけていた生徒だった。その態度はふてぶてしく、神宮寺をナメきっている事を隠そうともしない、そんな顔付きもしていた。 気が付いたら、殴り飛ばしていた。 殴られた瞬間の間抜け面。拳で感じる歯の折れる感覚。尻もちを着いた生徒の驚愕、困惑、恐怖のどれもが入り混じった表情。騒然とする周囲の生徒達。立ち尽くす自分。歪んでいく口角。満たされる衝動。と、同時に湧き上がる、更なる欲求。 悪魔の様な様相で笑いながら、腰が抜けた生徒に更に暴力を振るおうとしたものだから、周囲の生徒や教師がどうにか止めようとした。しかしそれでも彼は暴れようとした上、今度は殴られた事に激昴した生徒が神宮寺を殴り飛ばし、神宮寺もまたそれにやり返した。そうして起こった乱闘騒ぎは、喧嘩慣れをしていなかった神宮寺の気絶によって幕を閉じた。 病院で目が覚めた神宮寺は、二万円家から切り離してまで清廉潔白な子育てをしようとした母親に、半ばヒステリックで一方的な絶縁を言い渡された。神宮寺は、多少のショックとそれを上回る解放感でそれを聞き入れ、そのまま流れるように学校も辞めた。そして彼は異常な自分の居場所を求め、二万円家にやってきたのだった。 今では新たな名前を貰い、非道徳的で、歪んでいて、それでも確かに満たされる毎日を送っている。 二万円家にあまり帰らないのは彼なりの気遣いでもある。ただでさえ途中からやってきた半端者の様な立ち位置の上、この様な性癖を持っている自分は家族に危害を加えかねない、と思っているからだ。 また、生まれ持っての血筋及び抑圧された環境で肥大した征服欲と、真面目な母親から受けた教育に基づく優しさや良識の両方を備えた、少々ややこしい人格を持っている。その為独善的な視点ではあるが一応暴力を振るう相手を選んでおり、それは基本あの日の生徒のように他人をナメている人間に限定される。二万円家は自分を受け入れてくれる場なので、例えどんな人格でも誰も殴らない。 基本外で欲を満たしてくる事もあり家では特に問題なく自制できるが、もしどっかのマゾヒスティックとかに頼まれたりしたら喜んで殴る時もある。喜んで殴るけど怯えてくれた方が嬉しい。でも殴る事自体好きだから殴る。殴るのは、実際に拳を使う事で手に感覚が伝わり「征服してる感」が増すから好きらしい。ナイフをあまり使わない理由もそれ。他にも、ナイフは単に相手に与えるダメージが多すぎるという事もあり、普段は脅し用にしか使わない。また、吸うのは好きじゃないタバコを持ち歩いているのは、火を着けて相手に押し付け火傷させる為。これはそんなに少なくない頻度で行っている。 荒楽暮が征服欲という性癖を自分から明かした家族 詩聖(自分の経歴や二面性等、全てを打ち明けず隠したままに二万円家に迎え入れられる事を荒楽暮自身が許せなかった。もし拒否されたらそこら辺で野垂れ死んでも仕方が無いと思っていた。) 愛水薬(もし仮にこの家族に害を出したら、長男として追放してほしいから伝えた。想像よりもずっと受け入れられている) 愛温(ほぼ同上)(という事にした) 愛育(怪我の治療をしてもらった際、なんか逆らえなくてつい零してしまった。変わらず接してくれてるので感謝してる) 阿摩尊(つい「おれで良ければ殴る事はできますけど…」って程度に言っちゃって、そこから目をつけられてる。頼まれたら殴る時もあり、その時の様子で阿摩尊は「荒楽暮くん人殴るの好きなんだねぇ♡」って勘づいてる) 紅織愛(精神科医志望なら、今はまだいいけどいつか治したくなった時にお世話になるかな…と思ったから言った、血液性愛の事は全く知らない) それ以外の家族には巻き込まない様に隠している。心理学を振られた場合は対抗心理学。成功しても「何か隠してる事がある気がする」くらいにしか分からない。 また、恵恋の様にタイマンをしたり喧嘩に助力したりした事がある人は、その時の荒楽暮の様子から色々気付いてもおかしくない。

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