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・特徴表 大酒飲み：酒にはめっぽう強く、酔いにくい。アルコールを毒のように扱う場合、探索者はすべてのアルコール関係のPOTを1/2（端数切り上げ）にする。 ・PCデータ あきの　きんか 「裏切り者のワルツ」HO2 変装が得意な怪盗。乱暴な口調で話すが根は優しい。 "秋野金花"は偽名、普段の通称は"キンカ"。本名は存在しない。 彼女は生まれてまもなく実親に捨てられ、それを拾った泥棒に育てられたのである。 泥棒がなぜキンカを拾ったのかは今となっては判らないが、彼が実の娘のように彼女を大切に育てたことは確かだ。 盗むことを生業とし、特定の家を持たず警察に追われながら生きる。 恵まれているとはとても言えない生活だが、それでも彼女は幸せだった。 「親父」と呼んで慕っていた彼の名前も素性も知らなくても、彼女は泥棒を父親として愛していた。 しかし、キンカが拾われてから15年が過ぎたある日、泥棒は突然失踪する。愛用していたショットガンだけを残して。 泥棒のことを何も識らなかったキンカには、彼を探すあてもなかった。 ――それならば、自分が名を上げてその噂が彼の耳に入れば、彼は帰ってきてくれるかもしれない。 彼女が怪盗になったのはそれが理由だった。 「盗みの際に人を傷つけない」とは、泥棒がいつも守っていた決まりであり、誇りである。 濡れ衣を晴らさなくては、彼に合わせる顔がない。なんとしても証拠を掴まなくてはならない。 怪盗として、世間からは"ドンビーイービル(Don't be evil)"と呼ばれている。 自らそう名乗ったわけではなく、予告状の隅にいつも書き込んでいた言葉から警察がそう呼び出したのだ。 「邪悪なものになるな」。泥棒がよく言っていた言葉である。 「"金貨"ってなんだよ、親父。まんまじゃねーか」 「贅沢言うな。俺にゃ"ねーみんぐせんす"っつーもんはねーんだよ」 「にしたってなんかあんだろ……」 「誰が見ても綺麗にピカピカ光って、宝物ってわかる。いい名前じゃねーか」 「そういう問題じゃねーよ！」 そう言って笑いあった父の顔を、片時たりとも忘れたことはない。 いつかまた逢えると信じて、彼女は盗むのだ。

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